脂漏性皮膚炎の化粧・スキンケア

顔の脂漏性皮膚炎に水洗顔が効く? 合理的な理由はあるのか考えてみた!

脂漏性皮膚炎の改善に水洗顔が効果的だったという意見と水洗顔で悪化したという意見があります。

水洗顔は、水だけで洗顔し、洗顔料も化粧水や乳液も一切使用せず肌の本来の力で肌を維持する方法ですが、脂漏性皮膚炎にとって水洗顔は効果的なのか否か。

試す前にそこをしっかりと知りたいですよね。

これ以上悪化させたくない脂漏性皮膚炎に対して、水洗顔は改善の効果を与えてくれるのか、はたまた悪化の原因となるのかについてご紹介します。

水洗顔とは?どんな効果をもたらす?

水洗顔は肌を育てるためのスキンケア方法と言われています。

水洗顔を行うことで、洗顔料や化粧水や乳液などの力を借りず、肌が本来持つ再生力を生かし、健康的な肌を維持するという方法です。

洗顔料を使用することで、必要な皮脂や潤いを奪ってしまう。

化粧水や乳液で不足した皮脂や潤いの効果を補い依存するのではなく、何にも頼らず肌が持つ力を高める洗顔方法です、

水洗顔の方法とは?

水洗顔の方法は水で洗うだけなのですが、効果を得るための正しい方法があります。

手順

  • 手を洗い清潔に
  • 顔全体に水をバシャバシャとかけ洗顔
  • 洗顔時に顔をゴシゴシと擦らない
  • 水を多めに救い、水の力で汚れを落とすイメージで

冷たい水はNG

水洗顔というくらいなので、冷たい水で良いのかと間違われやすいのですが、使用するのはぬるま湯です。

熱くもなく冷たくもなく、洗顔していて気持ちよく感じるぬるま湯を使用します。

大体約32度から36度程度のぬるま湯を使用します。

洗顔後のケアは?

洗顔後は水気を柔らかいタオルで拭くだけです。

化粧水などはつけません。

水洗顔の回数は

回数は基本的に1日2回です。

しかしメイクをしている場合は朝は水洗顔、夜はクレンジング洗顔となります。

水洗顔にはデメリットある

水洗顔には大きなデメリットが2つあります。

毛穴の汚れが落ちない

水洗顔だけだと、毛穴の中にまで詰まった汚れは落とすことが出来ません。

一度毛穴に詰まってしまうと、水だけで取り除くことは難しいのです。

毛穴に詰まった汚れを放置すると、肌のトラブルの原因となります。

最初の1、2ヶ月が苦痛

水洗顔を始めると、最初は肌トラブルが酷く起こります。

肌の本来の力を取り戻すまでの間、これまで「化粧水」などに頼ってきた分のリバウンドが起こるのです。

しかし、そのまま水洗顔を続けることで、治まってくることがほとんどです。

脂漏性皮膚炎に水洗顔は有効?

では脂漏性皮膚炎に水洗顔は有効であるのかと言う事についてです。

実は、脂漏性皮膚炎にとっては水洗顔はあまりおすすめできません。

肌質によっては、脂漏性皮膚炎が水洗顔で改善する場合もありますが、リスクが大きいです。

皮脂が洗い流しきれない

脂漏性皮膚炎の原因は皮脂をエサとし増殖したマラセチア菌「カビ菌」によるものです。

マラセチア菌を薬で死滅させることで、脂漏性皮膚炎の炎症は治まりますが、その後余分な皮脂を与えず、マラセチア菌を増殖させない必要があります。

しかし、水洗顔では余分な皮脂を洗い流し切れず、マラセチア菌が再度増殖してしまい脂漏性皮膚炎の炎症が再発してしまう可能性が高まります。

水洗顔の保湿ケア無しが脂漏性皮膚炎悪化に

水洗顔の場合、保湿ケアを行いません。

すると肌は乾燥します。

脂漏性皮膚炎の炎症により、健康な肌よりもかなりひどい乾燥に襲われるため、それを補おうと皮脂が過剰に分泌します。

皮脂をエサとしマラセチア菌は再度増殖し、脂漏性皮膚炎が再発してしまいます。

更に、脂漏性皮膚炎の炎症が起こった皮膚は肌のターンオーバーが早まり、皮剥けや肌の赤みが起こります。

保湿をし肌に十分は水分を与えることで、肌のターンオーバーを正常化し、肌の皮剥けや赤みを改善し、健康的な肌を取り戻す必要があります。

脂漏性皮膚炎に必要な洗顔は?

脂漏性皮膚炎にとって、正しい洗顔が必要です。

その為には、正しく洗顔料を選ぶ、正しく保湿ケアすることが大切です。

正しい洗顔料は

正しい洗顔料としては

  • 肌に刺激を与える成分が含まれていないもの
  • 肌に必要な潤いを奪わないもの
  • 肌を保湿しながら洗い流せるもの

です。

良く泡立てた洗顔料で肌を強く擦らずに、優しくなでるように洗い、良く洗い流します。

正しく洗顔料を選び、正しく洗えば、必要な皮脂を洗い流してしまうことはありません。

正しい保湿ケアは

正しい保湿ケアには

  • 肌に水分を与えられるもの
  • 油分の少ないもの
  • 肌に刺戟となる成分が含まれていないもの

を使用し、保湿ケアを行いましょう。

水洗顔で脂漏性皮膚炎を防ぐためには?

脂漏性皮膚炎の症状を、薬で抑えてからすぐに水洗顔を始めるのは間違いです。

しかし、洗顔料や保湿ケアアイテムを使用せず、健康的な肌を保ちたいという場合は、徐々に水洗顔に変えていくことができます。

まずは正しい洗顔と正しい保湿ケアを続けます。

それとともに、皮脂の過剰分泌を防ぐために、食事内容の見直しや十分な睡眠、規則正しい生活なども続けます。

すると、皮脂の過剰分泌が改善されます。

そこら徐々に洗顔料を使用した洗顔回数を減らしたり、保湿ケアを減らしていき、水洗顔にします。

リバウンド症状も少なく、洗顔料や保湿ケアアイテムなしでも水洗顔で十分綺麗な肌を保つことが出来るようになるでしょう。

しかし、水洗顔にこだわり過ぎると、脂漏性皮膚炎やその他肌トラブルの原因となります。

皮脂の分泌量が多くテカテカしているときや、肌が酷く乾燥しているとき、毛穴によごれが詰まりいちご鼻などになってしまっている場合は、「洗顔」や保湿を行う必要がありますよ。

まとめ

脂漏性皮膚炎を治し再発を防ぐためには、正しく選んだ洗顔料で洗顔し、正しく選んだ保湿剤で保湿ケアを行うという事はとても大切です。

水洗顔にしたからといい、必ず脂漏性皮膚炎が治るわけでもなく、水洗顔だからこそ治るというわけでもありません。

肌自体をケア無しで強くしたいという場合は水洗顔を取り入れると良いのですが、毎日の洗顔と「保湿」を続けることが苦痛ではないという場合は、あえて洗顔にする必要がありません。

毎日使用していても、肌に刺激を与えず、副作用なども起こらない洗顔料や保湿剤を正しく選ぶことも大切ですね。