赤ちゃんが活発に動きだす頃から増え始める「切り傷」好奇心は強いけど危険かどうかの判断が付かず怪我が増えます。
目を離した一瞬で怪我をしてしまいます。
親がどんなに気を付けていても、100%は防ぐ事はできません。ですので予防だけでなく、切り傷を作った時の手当の方法も確認しておきましょうね。
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切り傷とは
怪我によって皮膚の裂け目や割れ目の事です。皮膚の表面にだけ影響するものもあれば、深くて腱、筋肉、靭帯、骨にまで影響する場合があります。
傷の深さや出血の程度にも差があるのでそれに合わせた止血を行う必要があります。
病院を受診する際は、整形外科か皮膚科がいいでしょう。小児科では対応できない場合があるので注意してくださいね。
切り傷の原因
家庭内では食器やガラスが割れたりしたときの破片や、欠けた所を触ってしまい傷になる。
他に空き缶等の切り口、包丁やはさみ、カッター等の刃物類。
好奇心旺盛な子供は大人が使っているものをしっかりと見ていて真似をしようとします。
我が家でも、お姉ちゃんが使ったはさみを1歳の末娘がカチャカチャやっており、着ている服を切っていたというゾッとするような事が先日ありました。
家族にも物の管理をきちんとしてもらわないとなぁと改めて思いました。
外でも、歩いていて転んで先の尖ったものに顔、手やひざ等を切ってしまう事があります。
外出先の突然のアクシデントに備える為、携帯用の救急セットを用意しておくといいでしょう。
救急セットにはビニール袋・消毒液・包帯・ばんそうこう・ガーゼ・ハサミ・ピンセット・あれば化膿止めのお薬など。
切り傷で必ず確認すべき症状4つ
まず、切り傷を作った場合に確かめたい症状があります。
- 傷の大きさと深さ
- 傷口がギザギザしていないか
- 傷口に何か刺さっていないか
- 出血の量
傷口が小さくて浅く出血も少ない場合の手順
傷口が小さく、浅く、出血の少ない物はほとんどの場合、自宅でのケアで治ります。
①傷口を水で洗ってきれいにする。
土や泥で汚れていたら流水でよく洗い流します。
②傷口の消毒
家庭用の消毒薬で消毒します。軟膏はつけなくてもOKです。
③ばんそうこうをする。
傷口の上に消毒カーゼを当てばんそうこうで止めるか包帯をします。小さい傷なら救急ばんそうこうのみで構いません。
通常は傷の周りに細菌がいても自然治癒力によって感染は起こらず傷は治ります。
所が傷口が汚れていると、壊死した皮膚組織から細菌に感染し炎症を起こします。
その為赤くはれて膿が出てきます。化膿すると治りが遅くなりますし、抵抗力が低下している時は敗血症になってしまう恐れがあるので小さな傷でもしっかり手当する事が必要です!!
小さな傷でも病院へ行く場合
傷口が小さくても、ガラス、金属、木片が刺さっている場合は無理して取ってはいけません。
3~4日たってもジュクジュクしている、赤く火照っている、出血が止まらない、赤ちゃんの顔色が悪くぐったりしている時は傷口の大小関わらず病院で手当てをしましょう。
止血の方法
傷による大出血は生命に関わります。病院へ着くまでに出血を最低限に抑える止血法を簡単に説明します。
圧迫法
・手足の場合は心臓より高い位置に置きます
・カーゼ等を厚く大きめに重ねて傷にあて強く抑えその上から強く包帯を巻きます。
・止血したら消毒をし包帯を巻いておきます。
直接圧迫止血法についての動画です。参考にしてくださいね。
指圧法
傷口より心臓に近い部分にある動脈を強く圧迫する方法は速攻性があります。
動脈を骨の方へ向けて強く推す方法です。
動脈は脈を抑えるとドクンドクンと脈拍を感じる場所です。
日ごろから動脈の位置をきちんと確認しておくといいと思います。
緊縛法
出血している傷口より3センチほど心臓に近い部分を強く縛る方法です。
幅の広い布を2回巻き付けて結び、結び目に棒をのせて、更に結んでねじります。
血が止まればねじるのをやめます。この方法には注意が必要です。病院に着くまでにかなり時間がかかる場合、止血した先の方が壊死してしまう恐れがあるので10分~15分置きに数秒緩めて血液を一時的に流し又止血するという作業を繰り返します。
止血時間もきちんとメモをしておくことです。
まとめ
- 切り傷の原因と症状について。
- 切り傷ができた時にまず確かめたい症状について。
- 病院へ行くまでもない小さな傷の応急手当について。
- 小さな傷でも病院へ行く場合。
- 大出血の際の止血法について。
赤ちゃんの怪我は本当に予想が付きません。いつどんな時に大怪我するかもわかりません。突然の怪我に備えて最低限の手当の方法はしっかり確認しておきましょう。
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