アトピーコラム

赤ちゃんのアトピーに使用される薬は安全なの?!薬だけに頼らないで!

赤ちゃんとアトピーと薬1

赤ちゃんのアトピーは、正しい治療を受けることで完治します。

しかし、その治療には薬が必需となります。

アトピーの炎症は早急に抑えることが大切であり、薬の使用は必要不可欠となるのです。

今回はアトピーを改善するための薬の種類や使用方法、使用するにあたり、不安な点も多いと思いますので、副作用や使用上の注意点などもご紹介していきます。

赤ちゃんのアトピーが完治するように、薬への不安を無くし、薬を正しく使用し、アトピーを完治させましょう。

赤ちゃんのアトピーに使用する薬は?

赤ちゃんのアトピーに使用される薬を大きく2つに分けると、外用薬と内服薬の2つがあります。

赤ちゃんのアトピーに使用される外用薬

  • ステロイド軟膏・・・アトピーの炎症を抑える最適薬(抗炎症作用)。時に副腎皮質ステロイド薬やステロイドホルモンと記載されることもあり。

strongest(最強)・・・デルモベート軟膏、ダイアコートなど

verystrong(とても強い)・・・メサデルム、マイザー軟膏、トプシムクリームなど

strong(強い)・・・ベトネート、フルコート、リドメックスなど

medium(中)・・・キンダベート、アルメタ、ロコイドなど

weak(弱い)・・・コルテス、プレドニゾロンなど

ステロイド」外用薬には最強から弱いの5段階があり、症状の度合いや使用する部位によって処方されるステロイド外用薬の強さが異なります。

  • プロトピック軟膏・・・ステロイド外用薬の長期使用を避け、炎症を十分に抑える、免疫抑制作用により、アトピーを発症させる異常な免疫反応を抑制

ステロイド外用薬は長期使用が出来ないため、炎症を完全に鎮静させるため、ステロイド外用薬からプロトピック軟膏に移行し、皮膚の回復を図ることがあります。

ステロイド軟膏もプロトピック軟膏もアトピーの原因そのものを除去する薬ではありませんが、アトピーの悪化を防ぎ、炎症を抑えるために使用すべき薬です。

  • 非ステロイド系の薬・・・アズノール軟膏、トバルジック、亜鉛華軟膏(植物由来、非ステロイド外用薬)

抗炎症作用、抗アレルギー作用、保湿作用により、肌を保護し、炎症を穏やかに抑えてくれます。

  • 保湿剤・・・「ヒルドイド」クリーム、プロペトなど(肌を保湿しバリア機能の正常化を図る)

肌を保湿し、バリア機能を高め、アトピーの「再発」を防ぐための薬です。

皮膚科から処方してもらう事も出来ますが、保湿剤においてはより保湿力の高いものを成分に気を付けて選べば、皮膚科からのものでなければいけないという事はありません。

赤ちゃんのアトピーに使用される内服薬

赤ちゃんのアトピー完治のために使用される内服薬は、抗アレルギー薬がほとんどで、体内に侵入するアレルゲンへの反応を抑制し、炎症を防ぐ効果のあるものです。

また、アトピーのかゆみが強く、ひっかき傷などが出来る場合は、痒みの原因となるヒスタミンの分泌を抑制するためにも使用されます。

  • 抗ヒスタミン薬・・・かゆみ止め
  • 抗アレルギー薬・・・アレルギー反応の抑制、喘息の発症を抑えるため

赤ちゃんのアトピーに用いる薬は安全?!副作用は?

赤ちゃんに使用する薬、アトピーに効果的だからといって、本当に安全に使用できるの?副作用はないの?使用後何か支障が残ることはない?と心配になりますよね。

そこで安心して赤ちゃんのアトピーを治すために薬が使用できるように、それぞれの薬が与える副作用や使用上の注意点をご紹介します。

ステロイド外用薬は危険?副作用は?

ステロイド外用薬については、様々なウワサが独り歩きし、物凄く危険な薬と言うイメージや、赤ちゃんに使用したくないと思っている方が多い外用薬です。

しかし、誤解してしまい、極度に恐れすぎている場合が多いのです。

実はステロイドは医師の指導に基づき、正しく使用すれば、副作用も少なく、安全性の高い薬なのです。

アトピーの炎症を抑えるためには最適な外用薬で、赤ちゃんのアトピーをいつまでも長引かせないために、使用すべき薬です。

もちろん副作用が全くないというわけではなく、使用方法を誤ると皮膚萎縮や色素沈着、皮膚の赤らみ、皮膚がザラザラ、かぶれなどと言う副作用が起きてしまいます。

ステロイド外用薬を副作用なく安全に使用するために、以下の事を守って下さい。

  • 医師からの使用量を守る
  • 医師からの使用期間を守る
  • 細菌や真菌、ウイルスによる炎症が起きた場合は使用しない
  • 自己判断で急に使用を中止しない

 

これらを守り使用することで、出来るだけ早く抑えることが大切なアトピーの炎症を食い止め、完治へと導いてくれる有能な薬となります。

プロピック軟膏は安全?副作用や注意点は?

プロピック軟膏には小児用というものがあり、2歳以上の子供から使用できます。

赤ちゃんとなると、まだ使用は早いかもしれません。

ステロイド軟膏のような副作用が起こる可能性が低く、免疫抑制作用により、アトピーの炎症が起こらない状態を作ってくれます。

但し免疫力が低下するため、ウイルスなどによる攻撃に弱くなってしまうという弱点があるため、使用用量や使用期間は医師の指導を忠実に守り使用しましょう。

また、「プロトピック軟膏」を使用すると、最初の1、2週間はほてりやピリピリするなどといった副作用が出ることがあります。

使用を続けることで次第に起こらなくなりますが、状態が酷い場合は使用を中断し医師に相談しましょう。

非ステロイド系の薬は安全?

軽度のアトピーの炎症を穏やかに抑えてくれるため、一度ステロイド外用薬で炎症を抑えたのちに、非ステロイド系外用薬を上手く活用し、炎症をしっかりと抑える際に有効です。

赤ちゃんでも使用でき、副作用などが少なく安心して使用できます。

使用後1,2週間の間はほてりや「かゆみ」が起こることがありますが、使用していくうちに起こらなくなります。

この状態が酷いという場合は、医師に要相談です。

保湿剤は皮膚科のもののほうが良い?!

保湿剤は皮膚科から処方されるものを使用しても、他の保湿力が高いものや肌に優しい保湿剤を使用しても良いです。

皮膚科のもののほうが良いと感じ使用する方もいますし、皮膚科のものよりも信頼のおける保湿剤を使用する場合もあります。

但し自分自身で保湿剤を開拓し、使用するという場合は、保湿剤に含まれる成分に十分に注意し、肌に刺激を与えない優しい成分のものを選びましょう。

また、十分に肌が保湿できる保湿剤を選ぶことが大切です。

アトピーのように敏感になっている肌にでも使用できるものを選ぶことが大切で、刺激のある保湿剤を選らび使用してしまうと、アトピーの再発が起こってしまうので注意しましょう。

赤ちゃんへの内服薬は安全?危険?

赤ちゃんのアトピーに使用する内服薬は医師の指導の下、使用期間や使用量を守れば安全です。

但し抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の効果のある市販薬はありますが、使用量が厳密に決まっていたり、アレルギー性鼻炎には効くもののアトピーには効果が無いというものが多いのです。

アトピーの完治のために内服薬を使用するという場合は、市販のものではなく、医師の診断を受け処方してもらい、使用期間や使用量をよく守りましょう。

赤ちゃんのアトピー、薬だけに頼らないで!!

赤ちゃんのアトピーは適切な治療を受け、正しくケアを続けることで完治します。

但し薬で炎症がおさまったからといって、安心してしまうと、アトピーはいつまでも完治せず襲ってきます。

というのも、アトピーに使用される薬はどれも、アトピーの炎症を抑制するものであり、発症の原因となった物質の排除や、原因物質に対抗できる体や肌を作り上げてくれる効果は残念ながらありません。

薬で炎症を抑えた後は、安心するのではなく、アトピーが起こらない体や肌を作るケアのスタートです。

薬で炎症がおさまったら・・・

薬で炎症がおさまったら、体への原因物質の侵入を防ぎ、肌を強くし原因物質の刺激に負けない状態を作らなければいけません。

そこで自宅でのママやパパの努力が必要です。

体内に原因物質が侵入しないよう・・・

  • ダニやハウスダストの除去
  • 食物アレルギー物質を避ける

肌を強くするために・・・

  • 正しい入浴
  • 正しい保湿ケア
  • 肌を乾燥させずバリア機能を高める
  • 清潔
  • 肌への刺激を与えない寝具や衣類の使用

等により、赤ちゃんがアトピーになりにくい体質、肌を作り上げていくことが大切です。

ここを怠ると、治るはずの赤ちゃんのアトピーが治らないものとなってしまいます。

まとめ

赤ちゃんのアトピーを早く治し完治するためには、早めの治療で炎症を出来るだけ早く食い止めることがものすごく重要です。

そのため、薬の力を借りることが必要となります。

もちろん効果がある分、副作用というものが付きまといますが、どの薬も正しく使用すれば、安全に使用できる薬です。

なぜ薬による悪影響や副作用が出るのかと言えば、使用方法や使用量などを自己判断で誤ることで起こるのです。

医師の診断を受け、医師に処方してもらい、使用期間や使用量は自己判断せず、正しく守り使用しましょう

また、薬の使用で炎症がおさまっても、アトピーになりやすい状態は続いています。

正しいケアや対処を行い続け、アトピーになりにくい状態にしていきましょう。