脂漏性皮膚炎(フケ症)でお悩みの方向けの記事です。脂漏性皮膚炎(フケ症)で悩んでいる方はたくさんいます。
きちんと頭を洗っていないのにフケが肩に積もってしまい、不潔だと思われてしまう。きちんと顔を洗っているのに顔の脂漏性皮膚炎のせいで顔が赤らんでしまう、というお悩みを持つ方は多いです。
この記事では、脂漏性皮膚炎の悩み対策として、クリームタイプの製品について考察していきます。
Contents
そもそもフケが出るのはなぜか考えたことはありますか?
フケは皮膚の病気です。肌の表面に起きるトラブルなので薬を塗ればある程度は治まります。しかし、それは対症療法に過ぎません。言い方は悪いですが、その場しのぎとも言えます。
何かしらの原因で肌にトラブルが発生しているはずですので、そこを絶たないとトラブルは起き続けます。
浴槽にお湯を貯めるときには栓をしますよね?なかなかお湯が貯まらないからといってお湯の量を増やしても、栓をしなければ一向にお湯は貯まっていきません。
私は医療の知識はありませんが、各個人でも改善できるところはあるはずです。それは食生活かもしれませんし、シャンプーの仕方かもしれませんし、睡眠時間かもしれません。
ですが個人で改善できるところはしっかりとして、クリームを塗ればOKというような木を見て森を見ずのような思考にならないようにしましょう。
フケ対策のクリームはどこに使う?
フケは肌のトラブルです。頭皮だけでなく顔にも発生しますし、人によっては眉毛周辺からという場合もあります。
頭には髪の毛があるので、クリームのように伸ばして使うものは向いていません。頭に塗布するものはクリームよりはさらっとした液体タイプのものが主流です。
頭皮をマッサージしながら塗るこむクリームもありますが、今回は頭皮ではなく、顔への対策となります。
クリームは何のために使う?
肌用のクリームとしての用途で最も重要なのは保湿です。顔に塗るものとしてはまず思い浮かべるのは化粧水や乳液でしょう。
化粧水は肌に潤いを与え、乳液はその上から塗ることで潤いを逃がさないようにふたをする役割があります。これは実体験の話になりますが、以前私は化粧水を使わずに乳液だけをつけていた時期があります。
すこし値段のするもので潤い成分も入っているとの表記だったので安心していたのですが、あるとき肌エステの体験のようなもので肌の水分量を計測したことがあります。
個人的には良い乳液使っているからと自信があったのですが、結果は散々でした。乳液自体には肌を潤わせる力は無いと考えた方が良いでしょう。
塗ったあとに顔が潤ったように感じるのは、肌自体が潤っているのではなく、乳液そのものの油分によるものかと思われます。その他クリームも同様と考えて問題ないはずです。
クリームを使う前に必要なこと
今お伝えしたように、乳液やクリームには肌へ浸透する力はあまりないという前提でお伝えします。
あなたの脂漏性皮膚炎が、乾燥によるものであるならばクリームを塗る前に肌に潤いを与える必要があります。これは頭皮用のクリームでも顔用のものでも同様です。
肌が潤えば、脂漏性皮膚炎が治る、という単純な問題ではないでしょうが、乾燥によるかゆみやフケを防ぎたいと考えるならば、顔や頭皮用のローションなどを塗ったあとにクリームを塗るというのが、最も効果的な方法だと考えられます。

見落としがちだけど脂漏性皮膚炎になりやすいところ
頭皮の脂漏性皮膚炎であれば生え際やもみあげ、襟足の部分など、顔との境界の部分が分かりやすいです。顔であれば眉毛の周辺やおでこなどが気になるという方も多いでしょう。
実は顔の中ではそれ以外にも脂漏性皮膚炎ができやすい箇所として耳の中(耳の穴ではなく、耳の穴周辺の軟骨などで入り組んでいるところ)や、耳の後ろなどが見落としやすい箇所として挙げられます。
鏡では見ることが難しいですが、耳の中や耳の後ろは、汚れがたまりやすかったり、蒸れや乾燥が起きやすい場所なのです。
特に耳の後ろ側には注意しましょう。脂漏性皮膚炎の人は冬になるとここがカサカサになっていることが多いです。
まとめると・・・
- 肌は症状が出ている箇所に過ぎない。脂漏性皮膚炎を抑えたいなら食生活やシャンプーの仕方など、様々な角度から原因を考えよう
- クリームや乳液自体には潤いを与える力は強くない。乾燥が気になるならしっかりと潤いを与えてから、フタの役割としてクリームや乳液を使おう
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