脂漏性皮膚炎の薬

脂漏性皮膚炎に抗生物質は効かない?!必要な薬は?

抗生物質

脂漏性皮膚炎にとって必要な薬は抗真菌薬です。

抗生物質は脂漏性皮膚炎を治すことが出来ない薬なのです。

抗生物質は抗菌薬や抗生剤と呼ばれることもあり、一見間違いやすく、脂漏性皮膚炎にも効く薬だと勘違いされやすいため、注意が必要です。

今回は抗生物質が脂漏性皮膚炎に効かない理由と脂漏性皮膚炎に必要な薬についてご紹介します。

抗生物質って?作用は?

抗生物質とは、細菌を殺す薬です

細菌が原因の病気に対して投与されます。

内服薬や点滴、注射用製材などがあり、細菌が増殖した事により、発熱等の異常な症状を伴う場合に使用されます。

抗生物質はウイルスには効かない

抗生物質は細菌を殺す薬であるため、風邪やインフエンザなど、ウイルスが原因で起こる病気には効きません。

脂漏性皮膚炎の原因は?

脂漏性皮膚炎の原因は、真菌(カビ)の異常な増殖が原因です。

ということは、細菌でもなくウイルスでもなく、真菌(カビ)が原因で発症しているため、抗生物質を使用しても、脂漏性皮膚炎を治すことはできないのです。

抗菌薬も別物?

抗菌薬も細菌を殺す薬であり、真菌(カビ)を死滅させることはできず、脂漏性皮膚炎を治す事はできません。

脂漏性皮膚炎の治療に必要な薬は?

脂漏性皮膚炎の炎症を抑制するためには、異常に増殖してしまった真菌(カビ)の一種であるマラセチア菌の増殖を食い止める必要があります。

使用すべき薬は抗生物質ではなく抗真菌薬なのです。

炎症を抑制するためには?

マラセチア菌により引き起こされた炎症を鎮静させるためには、「ステロイド」が必要となる場合があります。

ステロイドだけでも脂漏性皮膚炎は治せませんが、炎症がひどく悪化している場合は、抗真菌薬だけでは炎症を抑えることが出来ず、ステロイド外用薬が必要となります。

かゆみへの対処は?

脂漏性皮膚炎はかゆみがさほど酷くない皮膚病なのですが、酷く悪化すると、ひどい「かゆみ」を感じるようになります。

かゆみに対し掻いてしまうと、悪化の原因となるため、かゆみが酷い場合は抗ヒスタミン

というかゆみ止めを処方してもらう必要があります。

脂漏性皮膚炎は抗真菌薬だけでも治らない?!

脂漏性皮膚炎に抗生物質は効きませんね。

抗真菌薬は効くのですが、抗真菌薬で真菌を抑制し炎症がおさまっても安心できません。

真菌は細菌やウイルスとは異なり、すぐに再度増殖してしまいやすいのです。

そこで真菌(マラセチア菌)が増殖してしまう原因は、皮脂です。

皮脂をエサとし増殖してしまうため、過剰な皮脂を与えないように改善する必要があります。

皮脂の過剰分泌を改善するためには

  • 脂質、糖質を避けた食事
  • ビタミン類を積極的に摂取
  • 規則正しい生活
  • 質の高い十分な睡眠
  • ストレスを溜めない
  • 正しい洗浄・保湿

を行い、皮脂の過剰分泌をコントロールする必要があります。

まとめ

  • 脂漏性皮膚炎に抗生物質は聞かない
  • 脂漏性皮膚炎に必要なのは抗真菌薬
  • 抗生物質と抗真菌薬は別物
  • 炎症が酷い場合はステロイド、ひどいかゆみには抗ヒスタミン薬も必要
  • 抗真菌薬で真菌の増殖を食い止めた後も、増殖を防ぐための生活を

脂漏性皮膚炎に抗生物質は効きません。

抗生物質の「抗真菌薬」は名前が似ているため、間違われやすいので注意してください。

脂漏性皮膚炎を治すために必要なのは抗真菌薬です。