脂漏性皮膚炎・頭皮の症状や対策

脂漏性皮膚炎の臭い!原因と臭いを消す対処法3ステップ

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脂漏性皮膚炎になると、患部のべたつきや赤み、皮膚の剥がれ落ちなどに悩まされますが、悩みの1つに臭いが挙げられます。

脂漏性皮膚炎になると頭皮や体から嫌な臭いが引き起こることが多いのです。

加齢臭の様な臭いがしてしまいます。

そこで臭いの原因を知り、正しく対処し、嫌な臭いを無くし、脂漏性皮膚炎を治しましょう。

脂漏性皮膚炎の臭いの原因は?

脂漏性皮膚炎の臭いの原因は、患部に起こる過酸化脂質というものから発せられます。

脂漏性皮膚炎の原因となるマラセチア菌は皮脂をエサとし増殖しますが、その際皮脂を分解するために、皮脂を遊離脂肪酸とグリセリンという物質に分解します。

この遊離脂肪酸が時間とともに酸化し、過酸化脂質となり、炎症やかゆみが発生するのです。

過酸化脂質により皮脂が酸化してしまうことで、脂肪酸の様な油臭い臭いがするようになります。

また、マラセチア菌の影響だけではなく、皮脂腺の中で活性化酸素が発生することでも、臭いが生じることがあります。

マラセチア菌の増殖により過酸化脂質が増え、臭いが起こり、過酸化脂質が酸化すると共に、活性化酸素が増え、また活性化酸素により過酸化脂質が増えという悪循環を繰り返し、徐々に臭いが強烈になっていきます。

特に頭皮や首、耳の後ろ等から臭いがしやすく、指で触るとかなり臭いが分ります。

脂漏性皮膚炎の臭いは加齢臭?

脂漏性皮膚炎の臭いは、加齢臭にとても似ています。

男性ホルモンが過剰に分泌され、薄毛などに悩んでいるという場合も、過酸化脂質が発生してしまっているのです。

そのため臭いの元は同じであり、脂漏性皮膚炎になると「おじさん臭い」などと言われるような臭いが発生するのです。

脂漏性皮膚炎の臭いへ!正しい対処法3ステップ

脂漏性皮膚炎と臭い2

では脂漏性皮膚炎による臭いを改善するための、正しい対処法3ステップをご紹介していきます。

マラセチア菌の抑制

まずはマラセチア菌を抑制し、過酸化脂質を作り出さない状況を作る必要があります。

炎症や痒みや赤みなどのその他の症状も、マラセチア菌を抑制しない事には治まりません。

外用薬でマラセチア菌の繁殖を抑制しましょう。

一度薬で繁殖を抑制した後、シャンプー等でマラセチア菌を抑制し続けることは出来ますが、薬を使用せずに「シャンプー」等だけでマラセチア菌を抑制しようと思っても、なかなか効率よく抑制することが出来ません。

まずは抗真菌薬を使用し、マラセチア菌をしっかりと抑制します。

抗真菌薬は正しく使用すれば副作用が起こる可能性は低く、症状が軽ければ、短期間で改善し、使用を中止出来ます。

脂漏性皮膚炎を悪化させるために食い止めるためにも、長期化させないためにも、皮膚科に受診し、診察を受け、薬を処方してもらいましょう。

処方された薬は最後までしっかりと医師の指導を守り、塗り続けることが大切です。

抗菌作用・低刺激な洗浄剤での洗浄

脂漏性皮膚炎の原因菌マラセチア菌を薬で抑制し、症状が治まったら、臭いの原因となるマラセチア菌が再度増殖しないように抑えることが大切です。

マラセチア菌は一度薬で増殖が抑制されても、薬の使用を辞め、そのままケアもせず放置すれば、再度増殖を始め、再発します。

そこで抗菌作用のある洗浄剤でマラセチア菌の増殖を防ぐことが大切になるのです。

抗菌作用や殺菌作用のある洗浄剤を使用しましょう。

ただし、抗菌作用や殺菌作用のある洗浄剤であれば、何でも良いという訳でもありません。

合成界面活性剤が配合されているような、洗浄力の高い洗浄剤を使用してしまうと、肌に皮膚必要な「セラミド」や天然保湿因子などが奪われ、皮膚が乾燥しやすくなります。

すると、乾燥を補おうと皮脂が過剰に分泌し、マラセチア菌が繁殖しやすい状態となってしまいます。

抗菌作用があり、尚且つ低刺激で皮膚に必要な潤いまでもを奪わない洗浄剤を選び、洗浄し、清潔を保つことが大切です。

皮脂の過剰分泌を促す生活習慣の改善

皮脂の過剰分泌が起こると、皮脂がマラセチア菌のエサとなり、脂漏性皮膚炎を引き起こしてしまう原因となります。

薬でマラセチア菌を抑制し、症状を抑えた後は、生活習慣の改善で、今後マラセチア菌が再度増殖しないようにしなければいけません。

  • 食事・・・糖分や油分の多い食事を摂取することで、皮脂の分泌量は過剰となります。

また、動物性たんぱく質が多い食事も脂漏性皮膚炎の再発や臭いをキツくしてしまう原因となります。

糖分や油分の少ない和食中心の食事を心がけ、皮脂の酸化を防ぐために抗酸化作用のあるビタミンEやビタミンCを積極的に摂取しましょう。

皮脂の過剰分泌を抑制してくれる「ビタミン」Bの摂取もおすすめします。

  • 規則正しい生活・・・不規則な生活や質の低い睡眠、ストレスなどは男性ホルモンを優位にさせ、脂漏性皮膚炎の再発や臭いをキツくする原因となります。

生活のリズムを整え、規則正しく生活し、睡眠の質を高め、「ストレス」を避ける、発散するという事も必要です。

まとめ

  • 脂漏性皮膚炎の臭いの原因は過酸化脂質
  • 臭いを改善するためには、薬で菌の増殖を抑制→洗浄剤で菌の増殖を防ぎ清潔に→生活習慣の改善

脂漏性皮膚炎の臭いはとても酷く、自分だけが苦痛なのではなく、周囲の人に臭いを感じられていないか、臭いと思われていないかと気になってしまいますよね。

しかし、この3ステップを正しく進めていれば、1ヵ月程度で臭いがおさまり、症状も改善します。

正しい洗浄剤を選び、生活習慣を見直し、脂漏性皮膚炎の臭いを改善しましょう。