脂漏性皮膚炎・顔の症状や対策

脂漏性皮膚炎の赤みでつらいあなたへ!!その対処方法間違ってない!?

皮膚科医

脂漏性皮膚炎の炎症により、肌には赤みが引き起こります。

顔の脂漏性皮膚炎による赤みは、かなり気になってしまいますよね。

赤みを隠すために必死になり、隠しきれない赤みにより外出が苦痛になってしまう事もあります。

そこで脂漏性皮膚炎による赤みを改善するための正しい方法をご紹介します。

脂漏性皮膚炎の赤みを改善するための初めの1歩

脂漏性皮膚炎の赤みを改善するためには、まずは炎症を食い止める必要があります。

炎症を食い止めなければ、どんどん炎症は悪化し、赤みは加速してしまいます。

そこで、まずは脂漏性皮膚炎の炎症をしっかりと食い止める必要があります。

脂漏性皮膚炎の炎症を食い止めるために、一番適切なのは皮膚科の薬の力を借ります。

抗真菌薬とステロイド外用薬を処方してもらい、炎症を食い止めましょう。

残る赤みには保湿!ヒルドイドは逆効果

炎症がおさまったものの、肌に受けた炎症によるダメージにより、赤みが残ってしまいます。

その赤みを改善するためには、保湿により肌に必要な潤いを補給し、肌のターンオーバーを正常化し、肌を生まれ変わらせ、肌のバリア機能を高め、刺激から肌を守り赤みを改善する必要があります。

そこで皮膚科ではヒルドイドという保湿力の高い保湿剤が処方されることがあります。

ヒルドイドで赤みが悪化する?

ヒルドイドは肌に優しく赤ちゃんから利用できる保湿剤です。

しかし、脂漏性皮膚炎にとっては、適さない保湿剤なのです。

ヒルドイドには血行促進作用があり、ヒルドイドを塗ることで血行が促進され、赤みが増したり炎症が再度引き起こる原因となってしまうことがあるのです。

また、「ヒルドイド」は肌の表面を油分でカバーし、肌の水分の蒸発を防いでくれます。

しかし、脂漏性皮膚炎の炎症により肌の水分量はほぼ0に等しいほどに乾燥しています。

その表面を油分で蓋をしたところで、肌の水分量が蒸発するほどもないため、全く意味のない保湿となってしまうのです。

脂漏性皮膚炎にとって必要な保湿は油分で蓋をするのではなく、肌自体に水分を与え潤わせることが出来る保湿ケアなのです。

脂漏性皮膚炎による赤みを改善する方法

では脂漏性皮膚炎により残った肌の赤みを改善する方法をご紹介します。

正しい保湿ケアを

先ほども解説したとおり、油分での保湿ケアは脂漏性皮膚炎にとって意味のない保湿です。

そこで、肌に水分を十分に与えることが出来る保湿剤を選ぶ必要があります。

また、炎症により肌のバリア機能が低下し、保湿剤の成分の刺激を受けやすい状態です。

肌に低刺激な保湿剤を選ぶことも重要です。

ワセリン」も保湿力が高いと言われている保湿剤ですが、油分で蓋をし肌の水分の蒸発を防ぐタイプの保湿なので意味がありません。注意しましょう。

正しい洗浄を

保湿により肌に潤いを与えるだけではなく、洗浄時に肌に必要な潤いは奪わずに肌の汚れや余分な皮脂を洗い流すことが大切です。

肌を乾燥させずに、刺激を与えずに洗浄しましょう。

洗浄力の高すぎる洗浄剤は避け、低刺激で保湿しながら洗浄できるものを選びましょう。

またぬるめのお湯で擦らずに洗うことも、乾燥を防ぎ、赤みを改善するために大切です。

炎症を繰り返さないために

炎症を繰り返すことで、肌の赤みはどんどん酷くなります。

そこで炎症を繰り返さないために、肌の赤みを軽減しながら、肌のバリア機能を高め、肌のターンオーバーを正常化し、皮脂の過剰分泌を防ぐための生活習慣が必要です。

  • 規則正しい生活習慣
  • 栄養のバランスが良く脂質や糖質を控えた食事
  • 質の高い十分な睡眠
  • 適度な「運動

これらを生活の中に取り入れましょう。

脂漏性皮膚炎による肌の赤みを1日で消す方法

脂漏性皮膚炎の赤みを完全に消すためには、正しい洗浄や保湿や生活習慣により、何度も皮膚が正常に生まれ変わり、肌のバリア機能が高まることで改善されていきます。

しかし、これらの方法で赤みを完全に消すことが出来るのは、数日では不可能です。

長期間続けることで、徐々に綺麗な赤みの無い肌を手に入れることが出来るのです。

それでは今の生活に支障が出る。

赤みが原因で今現在外に出ることが苦痛。

引きこもりになってしまう。今すぐどうにかしたいという場合の対処法があります。

ミルバソゲルの使用で赤みを消す

ミルバソゲルという塗り薬を塗る方法です。

ミルバソゲルという薬を塗ると、約5分程度で肌の赤みがおさまります。

これで外出時に赤みを消して外出することが可能となります。

永遠には続かない!一時的な対処法に

ただし、ミルバソゲルによる赤みを消す効果は延々には続きません。

個人差はありますが、持続時間は5時間から12時間ほどで、効果が切れれば赤みは再度現れます。

その場でなんとか赤みを抑えたい、今すぐに消したいという場合の対処法となります。

通勤から帰宅までの間なら、とりあえずミルバソゲルで赤みを抑え、日常生活に支障無く過ごすことが出来ます。

ただし根本的に改善するためには、毎日の正しいケアや生活習慣が大切です。

一時的な薬を使用しながら、普段のケアはしっかりと続け、根本的に赤みを改善しましょう。

まとめ

  • 脂漏性皮膚炎の赤みを改善するために、まずは薬で鎮める
  • ヒルドイドは赤みを加速させることあるため避ける
  • 正しい保湿・正しい洗浄・正しい生活習慣で赤みを改善
  • 今すぐに消したい一時的な対処にはミルバソゲルがおすすめ

脂漏性皮膚炎の赤みは根本的に改善するためには、日々の生活の中で正しいケアを続けることが大切です。

しかし、今すぐに消すことが出来ないと日常生活に支障が出る、赤みのある肌で出歩くことに強い「ストレス」を感じるという場合は、ミルバソゲルの力を借りると良いです。

薬を活用しながら、正しくケアを続け、赤みを改善しましょう。