脂漏性皮膚炎の薬

脂漏性皮膚炎にオロナインはあり!?オロナインは万能薬ではない!

脂漏性皮膚炎とオロナイン1

脂漏性皮膚炎にオロナインを塗るのはありか、なしか。

そんなやりとりをネット上でもよく見かけますが、オロナインは厳禁!と言われる一方で、オロナインを使っている人も実際にいるんですよね。

オロナインは、昔から家に必ずある皮膚の万能薬みたいなイメージありませんか?

私の実家でも、何かあれば「オロナインを塗っておけば大丈夫」と祖母も母も言っていました。

祖母なんて、化粧のノリが悪い部分にオロナインを塗っていました。保湿クリーム代わりですよね。

私もまだ小さかったので特に気にしたことはありませんでしたが、今考えると信じられないです。

オロナインは決して万能薬ではないはず!脂漏性皮膚炎にも、本当に効き目があるのかどうか探ってみました。

脂漏性皮膚炎にオロナインを使うのはNG!

脂漏性皮膚炎とオロナイン2

脂漏性皮膚炎は、皮膚の常在菌であるマラセチア菌が異常に繁殖することで、ただれや強いかゆみを引き起こしています。

オロナインを塗ると、脂漏性皮膚炎のかゆみが治まると言われることもありますが、本来、脂漏性皮膚炎にオロナインを使うのはNGです。

オロナインを使ってはいけない理由

そもそも、オロナインの箱を見ると「皮膚炎には使用しないこと」と注意書きがされているんですよね。

オロナインはどこの家にもあって、皮膚の万能薬というイメージがあるので、改めて箱の注意書きを見たりしないかもしれませんが、脂漏性皮膚炎やアトピーには塗ってはいけない薬なんです。

効果、効能を見ても、やけど、切り傷、しもやけ、水虫、いんきん、たむしなどと書かれています。

成分には、クロルヘキシジングルコン酸塩液という殺菌成分が配合されていて、細菌の働きを抑えたり、消毒する作用があるので、脂漏性皮膚炎の予防としてなら有効な場合もあるようです。

クロルヘキシジングルコン酸塩液の殺菌成分で、マラセチア菌の増殖を防げるからなんですね。

でも、脂漏性皮膚炎の炎症やかゆみが出ている場合には、「抗真菌薬」やステロイドで治療していくので、オロナインの出番はありません。

しかも、脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌が多くなって現れるものなので、油分を含むオロナインはおすすめできません。

オロナインを塗ると、皮膚の免疫力が低下してしまう場合もあるんですよ。

改善のための選択肢がひとつ減ったようでがっかりしてしまいますが、間違った対処法で悪化しては余計に大変です。

かゆみやただれが治まらない場合はどうする!?

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かゆみやただれが治まらない場合には、オロナインではない抗菌成分や抗炎症成分が必要となります。

抗菌成分であれば、サリチル酸やニゾナールなど。抗炎症成分であれば、グリチルリチン酸やステロイドなどが有効となります。

皮膚科で処方されるものもあるし、サリチル酸が入った化粧水なんかもあります。

でも、アトピー性皮膚炎にとって刺激になってしまう成分もあるので、脂漏性皮膚炎とアトピーがある人は注意して選んでくださいね!

オロナインではない正しいケアを

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脂漏性皮膚炎は治療をしてすぐに完治するという皮膚炎じゃないんですよね。

ステロイド治療をして良くなったように見えても、ステロイドをやめたらまた再発することだってあります。

抗真菌薬も、ステロイドより副作用は少ないですが、ステロイドに比べて即効性の効き目がありません。

正直、何をしても出口が見つからないようなもどかしさがありますよね。

でも、放っておくわけにもいきませんし、正しい対処で、できることをしながら、焦らず、改善策を見出していくことは大事だと思うんです。

脂漏性皮膚炎だと、薬での治療をしながら日頃のケアをすることも大事です。

そこで重要になってくるのが、マラセチア菌を殺菌することと、保湿です。

脂漏性皮膚炎の場合、皮膚のバリア機能が低下している状態なので、正しい保湿をしっかりすることで、正常な人の肌の状態に近づけることができます。

私はアトピーですが、保湿は侮れないなと思っています。

保湿をしないせいで症状が悪化することもあるし、保湿をしただけで症状が劇的によくなることもあったりします。

昔は、ただ保湿が大事だということだけで保湿をしていましたが、なぜ保湿が大事なのかを知ってからは、保湿に対する意識も大きく変わりました。

そうなると、皮膚炎が起きている患部にオロナインを塗ったりできなくなります。やっぱり正しいケアは大事!

話を戻しますが、脂漏性皮膚炎の場合、シャンプーやボディーソープ、洗顔料にも注意しなければなりません。

マラセチア菌は、皮脂などをエサにしてかゆみやただれなどの炎症を起こしているので、油分の多い保湿成分配合のボディーソープは控えた方が良いです。

また、石油系の界面活性剤が使用されている洗剤は肌の乾燥を引き起こしてしまいます。洗浄力の優しい、アミノ酸系のシャンプーを選ぶようにしましょう。

その他に、脂漏性皮膚炎の方におすすめのシャンプーは、コラージュフルフルスカルプシャンプーです。

こちらは、製薬会社が作ったシャンプーで、ミコナゾール硝酸塩、ピロクトンオラミンという抗菌成分が配合されています。

400ml で3240円と、お値段は高めですが「フケ」やかゆみが減ったという口コミ多数です。

でも、合わない人にはまったく合わないようで、評判はかなり極端な感じで分かれていました。

でも、市販の洗浄成分が強いシャンプーと比べれば、安全性は高そうなので、脂漏性皮膚炎のフケやかゆみで悩んでいる方は、いちど試してみるといいかもしれません。

まとめ

  • 脂漏性皮膚炎にオロナインを使うのはNG
  • オロナインを予防として使うのは有効な場合もある
  • オロナインとは別の抗菌成分、抗炎症成分の薬で治療する
  • 保湿や原因菌を殺菌するなど、日頃のケアも大切

オロナインは、皮膚のトラブルに対する万能薬ではないんですよね。

脂漏性皮膚炎はすぐに治る皮膚炎ではないので、色々なことを試して改善したいと思いますが、オロナインはNGです。

何もなければいいですが、悪化してしまったら辛いです。

正しいケアと治療法が、肌の改善と自分の自信にも繋がっていくのだと思います。自分にはこのやり方が合う!と言えるものを見つけていきましょう。