脂漏性皮膚炎の薬

脂漏性皮膚炎はリンデロンでは治らない?!成分や作用、副作用や注意点!

脂漏性皮膚炎とリンデロン1

脂漏性皮膚炎に有効な薬がリンデロンです。

リンデロンを上手く使用することで、脂漏性皮膚炎を治すことが出来るのです。

しかし、リンデロンには副作用や使用上注意すべき点があります。

またクリームタイプやローションタイプ、軟膏タイプ、得られる作用もリンデロンの種類によっては異なります。

正しく使用し脂漏性皮膚炎をしっかりと治しましょう。

脂漏性皮膚炎に有効?リンデロンVGとは?

脂漏性皮膚炎に処方されることもあり、市販でも購入可能か薬がリンデロンという軟膏です。

リンデロンVGの成分は?

リンデロンの成分は

  • ベタメタゾン吉草酸エステル

ステロイド成分であり、ステロイドの5段階の強さの3番目の強さに当たります。

  • ゲンタマイシン硫酸塩

細菌感染を抑制する抗生物質です。

リンデロンVGの作用は?

リンデロンは細菌感染や細菌感染による皮膚炎や湿疹に処方される薬です。

炎症を抑制する効果のあるステロイドの抗炎症作用と細菌などが原因で化膿した際、菌の増殖を食い止める抗真菌薬の2つの作用がリンデロン1つで得られます。

抗炎症薬と抗真菌薬の2つの作用がある外用薬なのです。

脂漏性皮膚炎以外の湿疹、皮膚炎やかぶれ虫刺されなどにも処方され、多くの皮膚炎に使用されます。

リンデロンには種類がある!種類別効果

リンデロンにはリンデロンVG、リンデロンV、リンデロンDP、リンデロンAという種類があり、それぞれ配合されているステロイドの強さがことなります。

またクリームタイプやローションタイプ、軟膏タイプという違いもあります。

正しいリンデロンを使用するためにも種類の特徴を知っておくと良いですね。

リンデロンV の成分や作用は?

リンデロンV はステロイド成分だけで抗生物質は配合されていません。

そのため、脂漏性皮膚炎が引き起こっているときに使用しても、炎症は治まりますが、カビ菌による影響が抑制出来ていないため、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

抗炎症作用だけを得たい場合はリンデロンV がよいですね。

5段階のステロイドのうち、3番目の強いステロイドが使用されています。

リンデロンDPの成分作用は?

リンデロンDPはステロイドの中で5段階中2番目のとても強いに当たるステロイドが配合されています。

リンデロンV よりも強い抗炎症作用が得られますね。

しかし、抗生物質は配合されていないため、脂漏性皮膚炎の原因となるカビ菌の増殖を抑制することはできません。

また強いステロイドが配合されているため、顔や脇などの皮膚の薄い部分には使用せず、手足など比較的皮膚の厚い部分にのみ使用します。

リンデロンA

リンデロンA はステロイドの弱いに相当するステロイドと、抗生物質が含まれているため、抗炎症作用と抗真菌作用が得られます。

脂漏性皮膚炎にも効果のあるリンデロンです。

弱いステロイドが配合されているため、顔周りに使用可能です。

目の周りや耳、鼻、脇などの脂漏性皮膚炎に向いています。

リンデロン軟膏タイプ

リンデロンの軟膏タイプは油分が多く、皮膚を保護する作用もあります。

また刺激性は少ないのですが、べたつきやテカりは気になります。

脂漏性皮膚炎によりベタベタしていてもカサカサ乾燥していても使用可能です。

リンデロンクリームタイプ

リンデロンクリームタイプは、伸びが良く広範囲に塗り広げやすいため、広範囲に症状が広がっている場合、役立ちます。

また皮膚への浸透力も良く、表面がべたつかず使用感が良いです。

しかし、軟膏タイプよりも刺激が強いため、患部がジュクジュクしている場合は使用できません。

リンデロンローションタイプ

リンデロンローションタイプはべたつかず、クリームよりも更にさらさらとしています。

即効性はあるものの、持続力がないため、こまめな塗り直しが必要となります。

しかし、サラッとした使い心地であり、脂漏性皮膚炎の症状が毛の多い部位、頭皮等にリンデロンを使用したい場合はローションタイプが良いです。

脂漏性皮膚炎に向いているリンデロンは?

脂漏性皮膚炎に向いているリンデロンは抗炎症作用と抗真菌作用のあるリンデロンVGとリンデロンAとなりますね。

また顔に使用する場合は軟膏タイプ、体にはクリームタイプ、頭皮にはローションタイプが使いやすくおすすめです。

脂漏性皮膚炎を治すために、リンデロンの使用方法は?

リンデロンの使用で脂漏性皮膚炎を治しましょう。

リンデロンの塗布回数は基本的に1日1回となります。ただし、症状の状態等によって、数回塗るべき時もあり、処方する医師の指導を守り塗布しましょう。

また、患部は清潔にしてからリンデロンを塗布してください

リンデロンの副作用は?

リンデロンは副作用が起こることがあります。

短期間正しい量を塗布する分には問題なく使用できるのですが、長期使用や過剰使用により、ステロイド特有の副作用が起こることがあるのです。

  • 毛細血管拡張症(赤らみや血管が浮き出て見える原因に)
  • 皮膚萎縮(皮膚が薄くなり赤みが目立つ)
  • にきび
  • 皮膚感染症
  • 発疹
  • かぶれ
  • 接触性皮膚炎

等が起こる可能性があります。

また目の周りに長期使用した場合

  • 緑内障
  • 白内障

等の恐れもあります。

異常が見られた場合は、使用を中止し医療機関への受診が必要となります。

リンデロン使用上の注意点は?

リンデロンは市販でも購入することができます。

  • ベトネベートN軟膏AS
  • フルコートF

等によりステロイドと抗生物質の作用を得ることが出来ます。

他にも様々な種類がありますが、リンデロンはお伝えしたとおり、使用すべき部位や使用回数や使用量を守ることがとても大切です。

また急に使用を辞めたり、炎症や菌の死滅が途中の状態で使用を中止することで、より状態が悪化してしまうことがあります。

脂漏性皮膚炎を改善するために、リンデロンを使用する場合は、皮膚科の医師による診断を受け、適切なリンデロンを処方してもらい、指示を守り使用するのが一番安全ですね。

リンデロンだけで脂漏性皮膚炎は治らない?!

リンデロンは炎症を抑え、脂漏性皮膚炎の原因となった菌を抑制し、症状を改善してくれます。

脂漏性皮膚炎の症状を抑えるためにはとても有効な薬です。

しかし、一度リンデロンで症状がおさまっても、脂漏性皮膚炎は「再発」してしまうのです。

リンデロンでの治療後に再発?

脂漏性皮膚炎は皮脂をエサとしカビ菌が増殖し発症します。

リンデロンはその炎症を抑え、「カビ」菌を減少してくれます。

しかし、残念ながらその後カビ菌の増殖を抑制するために長期使用することはできませんし、カビ菌の増殖を防ぐことはないのです。

脂漏性皮膚炎の再発の予防にリンデロンは使用できませんし、適切な予防を行わなければカビ菌が増殖する条件が揃っているため何度も再発してしまうのです。

そこでカビ菌が増殖せず、肌もカビ菌の影響を受けない状態に改善する必要があるのです。

脂漏性皮膚炎をリンデロンで治した後は・・・

脂漏性皮膚炎の炎症がリンデロンによる治療で抑えた後は

  • 肌を正しく洗浄し清潔を保つ
  • 肌に水分を与え肌のバリア機能を高める、皮脂の過剰分泌を防ぐ
  • 皮脂の過剰分泌となる糖質や脂質の摂取を控える
  • カフェインや「アルコール」、辛いものの摂取も皮脂の過剰分泌となるため避ける
  • 免疫力を高める(規則正しい生活・十分な睡眠・腸内環境を整える)

ことが大切です。

リンデロンで症状が治まっても安心せず、脂漏性皮膚炎の予防となるケアを続けましょう。

まとめ

  • リンデロンVGとリンデロンAはステロイドと抗真菌薬の効果が得られる外用薬
  • 軟膏、クリーム、ローションタイプがあり、適切な部位に分けて使用する
  • 1日1回から数回の塗布
  • 患部を清潔にしてから塗布する
  • リンデロンによる副作用が起こる可能性もある
  • 市販でも購入できるが安全に使用するためには医師に処方してもらうと良い
  • リンデロンでの治療後は脂漏性皮膚炎にならないためのケアが必要

リンデロン軟膏はステロイドと抗真菌薬の効果を得られるため脂漏性皮膚炎にとって有効な薬です。

しかし、長期使用や過剰な使用は副作用の可能性があるので気を付けましょう。

またリンデロンでの治療後のケアで脂漏性皮膚炎になりにくい状態を作り、予防することが大切です。