脂漏性皮膚炎・顔の症状や対策

脂漏性皮膚炎で唇がぶっくり??原因は?正しい知識と対処法

唇見る女性

唇の荒れが脂漏性皮膚炎である可能性はあるのでしょうか。

唇に起こった炎症が脂漏性皮膚炎である場合はあります。

しかし、唇には皮脂腺がないため、脂漏性皮膚炎なるはずはない訳なのです。

なぜ唇にトラブルが発生してしまうのか、それは脂漏性皮膚炎なのか。

脂漏性皮膚炎と唇の関係性や唇のトラブルへの正しい対処法をご紹介します。

唇に脂漏性皮膚炎が起きる?!

脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰分泌により、マラセチア菌が皮脂をエサとし増殖した結果、炎症が引き起こります。

しかし、唇の皮膚自体には、皮脂腺や汗腺が無いのです。

そのため唇に脂漏性皮膚炎が起こる可能性が通常はありません。

唇は弱い? !刺激を受けやすい部位

一方で唇は皮脂腺や汗腺が無いため、保湿機能やバリア機能がかなり低い部位なのです。

そのため、外部からの刺激をとても受けやすい部位です。

更にデリケートな部分なのに対し、食事や唇同士の擦れ、唇を触る癖、噛む癖、口紅による刺戟などにより、トラブルが起こりやすい部分でもあります。

唇に起こるトラブルで考えられる病気は?

唇に起こるトラブルとして考えられるのは、

  • 接触性口唇炎
  • アトピー性口唇炎

が挙げられます。

まずは脂漏性皮膚炎を疑う前にこの2つを疑ってみください。

接触性口唇炎の症状

接触性口唇炎は唇に付着した物質による刺激で炎症が起こります。

  • 赤み
  • 腫れ
  • 水疱
  • 湿疹
  • かさぶた

接触性口唇炎の中でも食べ物や特定の薬や化粧品や金属などにより引き起こるアレルギー性のものと化粧品による刺激やリップクリームの強い成分等により起こる一次性の2種類があります。

アトピー性口唇炎

アトピー性口唇炎は、肌のバリア機能が低く、デリケートな唇に対し外部からの刺激によりアレルギー反応が起こり、炎症が起こります。

  • 酷い乾燥
  • ひび割れ
  • 皮剥け

等が起こり、アトピー性皮膚炎のように何度も繰り返してしまう傾向があります。

脂漏性皮膚炎の炎症が唇に起こる原因は?

唇自体が脂漏性皮膚炎になる可能性はかなり低いものの、唇の周りに起こった脂漏性皮膚炎の炎症が唇まで広がってしまっていることがあります。

鼻の下や顎など、唇の周りは皮膚がうすく乾燥しやすく、乾燥をカバーしようとした皮脂が過剰に分泌し、マラセチア菌の増殖が起こり、脂漏性皮膚炎が起こってしまうことがあるのです。

脂漏性皮膚炎が唇の周りに起こり、正しいケアを行わなわず、悪化が進むことで、デリケートな唇まで炎症が及んでしまうことがあります。

唇の脂漏性皮膚炎を治すためには?

唇の周り及び唇まで及んでしまった脂漏性皮膚炎を治すためには、正しい治療が必要です。

皮膚科に受診し、皮膚がうすくデリケートな部分にも使用できる薬をしっかりと処方してもらい、医師の指導のもと、しっかりと塗り続け炎症を鎮静させましょう。

また、脂漏性皮膚炎ではなく、他のトラブルが起こっている可能性も十分にありますので、皮膚科での診察を受け、原因を特定することが大切です。

唇の脂漏性皮膚炎を再発させないためには?!

唇の脂漏性皮膚炎を再発させないためには、唇の周りの清潔を保ち、乾燥を防ぎ、皮脂の過剰分泌を防ぐ必要があります。

洗顔をしっかりと

洗顔時、「鼻の下」や唇の下は洗い残しやすい場所となります。

余分な皮脂や汚れをしっかりと洗い落とさないと、脂漏性皮膚炎などのトラブルを招いてしまう原因となります。

洗い残しなく、正しい洗顔をしっかりと行いましょう。

十分な保湿を

唇の周りは保湿ケアが怠ってしまいやすい部位です。

保湿」し忘れてしまいがちなので、鼻の下や唇の下など、唇の周りもしっかりと丁寧に保湿しましょう。

唇を乾燥させないためには?

唇に刺激を受けないためには、「乾燥」させないことが大切です。

  • 唇を舐めまわさない
  • バランスよく栄養素をしっかりと摂取する
  • 摩擦を与えない
  • 空気を乾燥させない(湿度)、マスクで保護する

唇パックで唇を保護?!

唇の周りでトラブルが起こっても、唇に影響が及ばないためにも、唇自体が刺激を受け、接触性口唇炎やアトピー性口唇炎を発症させないためにも、上記の方法で乾燥させないようにすることも大切です。

そこで、更に唇にパックをし、唇の乾燥を防ぎましょう。

リップクリームには様々な成分が配合されており、リップクリームが原因となり、トラブルを引き起こしてしまう事もあります。

そこでハチミツやオリーブオイルを使用した保湿ケアがあります。

ハチミツとワセリンで唇パック

無添加やオーガニックなどの質の良いハチミツと、純度の高いワセリンを使用しましょう。

蒸しタオルを唇に優しく当て数分温め、用意したハチミツとワセリンを1:1で混ぜ合わせたものを唇に塗ります。

その上からラップで覆い、5分から10分ほど放置し、ラップをとり優しく拭き取れば完了です。

ハチミツとオリーブオイル

ハチミツとオリーブオイルでパックをする方法もあります。

ハチミツもオリーブオイルも質の高いものを使用したほうが安全です。

蒸しタオルを唇に優しく当て、数分温めた後、オリーブオイルをたっぷりと唇に塗ります。

その上からハチミツを優しくのせ、ラップで覆い、5分から10分ほど放置します。

最後にラップを外して優しく拭き取れば完了です。

唇パックの注意点

唇パックの注意点としては、長い時間やりすぎない事が大切です。

10分程度までです。

10分以上ラップで覆ったまま放置するのは逆効果となるので注意しましょう。

また、口に入れても安全なものを使用するため、低刺激なパックですが、場合によっては唇に合わず刺激を受けてしまうことがあります。

違和感や刺激を感じた場合は、すぐに中止しましょう。

まとめ

  • 脂漏性皮膚炎が唇自体に出ることはない
  • 唇は皮脂腺も汗腺もなくデリケート
  • 唇に起こるトラブルは接触性口唇炎、アトピー性口唇炎が考えられる
  • 唇の周りに起こる脂漏性皮膚炎が唇に影響を及ぼすことがある
  • 正しい洗顔、正しい保湿で脂漏性皮膚炎を防ぐ
  • 唇の乾燥を防ぐ

脂漏性皮膚炎が唇から発症してしまう事はほぼないと言えます。

しかし、唇の周りが脂漏性皮膚炎になってしまう事はあり、脂漏性皮膚炎の影響が唇に及んでしまうことがあります。

脂漏性皮膚炎を防ぎ、唇の乾燥を防ぎ、綺麗な唇を保ちましょう。