脂漏性皮膚炎の原因

脂漏性皮膚炎が脇に起こりやすい?!正しい治療とケア方法

脂漏性皮膚炎と脇1

脇の下が痒いな、湿疹が出ているなという場合、乾燥によるものやカミソリ負け、制汗剤による刺激等という原因も考えられるのですが、脇の症状がカビによる脂漏性皮膚炎の場合があるのです。

脂漏性皮膚炎の症状は顔や頭皮に出やすいのですが、実は脇にも起こりやすい皮膚炎です。

脂漏性皮膚炎になると、正しい治療とケアを行わなければ治りません。

今回は脇の脂漏性皮膚炎の症状や原因、正しい治療法やケアをご紹介します。

脂腺が多い部位に起こりやすい脂漏性皮膚炎

皮膚の下には汗腺と呼ばれる汗を体外に排出するための出口となる部分があります。

汗を蒸発させることで、皮膚の表面の熱が放出され、体温の調節が行われていますね。

それとは別に脂腺という部分があり、皮膚表面に脂を分泌することで、皮膚になめらかさを与えています。

しかし、汗腺から出る汗のように蒸発することは無く、脂腺から排出された脂は皮膚表面で保湿をしてくれています。

ところがこの脂腺から排出された脂、皮脂が原因となり、脂漏性皮膚炎が起こってしまうのです。

顔や頭皮に脂腺が多いのですが、脇にも脂腺が多くあります。

脇の脂漏性皮膚炎の症状は?

脇の脂漏性皮膚炎の症状は、赤みがハッキリとしている湿疹が出てきます。

その後皮膚が細かく剥け落ちるという症状が襲います。

一見とても痒そうに見えますが、痒みの程度はそこまで強くはありません。

脇に脂漏性皮膚炎が起こる原因は?

脇に脂漏性皮膚炎が起こる原因は、皮脂をエサとし増殖してしまう細菌や菌により、細菌やカビ菌が異常に増殖し、その影響により脂漏性皮膚炎発症します。

脇には細菌や菌が好む皮脂が排出されやすく、カビ菌が増殖し、脇に脂漏性皮膚炎が起こってしまうのです。

脂漏性皮膚炎の原因となる要因は?

しかし、脂腺からの皮脂の分泌は誰しもが起こっていますが、脂漏性皮膚炎にはなる人とならない人がいますよね。

脂漏性皮膚炎になる場合、その他の要因が発症の原因となってしまっているのです。

  • 遺伝要因

アトピーや乾燥肌が遺伝していると、脂漏性皮膚炎にもなりやすい傾向があります。

肌のバリア機能が低下しているため、カビ菌などの影響を受けやすいのですね。

  • ビタミンB不足による要因

ビタミンBが過剰な皮脂を分解してくれます。

しかし、ビタミンB群が不足してしまうと、皮脂の分解能力が低下し、皮脂の影響が強く、カビ菌などが繁殖しやすい状態となります。

  • ストレス

ストレスは免疫力と深い関係があります。

ストレスを感じていることが多かったり、ストレスが溜まっていると、免疫力が低下し、様々な病気にかかりやすくなり、脂漏性皮膚炎も発症しやすくなってしまうのです。

脇に起きた脂漏性皮膚炎の正しい治療法は?

脇に発症した脂漏性皮膚炎は、カビ菌により皮膚炎が起こっているため、異常に増殖したカビ菌を死滅させ、カビ菌の増殖を抑制しなければいけません。

そこで、まずは皮膚科に受診し、カビ菌の死滅を行うために薬の力を借りる必要があります。

処方される薬は?

皮膚科では以下の薬が主に処方され、脇の脂漏性皮膚炎による炎症を食い止めたり、カビ菌を死滅させます。

  • ステロイド外用薬・・・脂漏性皮膚炎の炎症を抑えるため
  • 抗真菌薬・・・脂漏性皮膚炎の原因となるカビ菌、マラセチア菌の増殖を抑えるため
  • 抗ヒスタミン・・・かゆみが酷い場合、かゆみを抑制するため
  • ビタミン剤・・・皮脂の分解能力を高めるため

これらの薬により、脂漏性皮膚炎を食い止めましょう。

脇の脂漏性皮膚炎への正しいケア方法や予防法は?

これからご紹介する方法は、治療中から自分で行うべきケアです。

このケアは脂漏性皮膚炎の炎症が薬で治まってからも続けましょう。

一度薬でカビ菌が死滅しても、カビ菌が増殖しにくい状態を作らなければ、何度でも再発します。ケアを続け予防しましょう。

脇を清潔に

脂漏性皮膚炎には、脂漏性皮膚炎専用、脂漏性皮膚炎に向いているボディーソープを使用して洗浄したほうが良いです。

菌の増殖を食い止めてくれる効果のあるものや、カビ菌の増殖を防ぐために善玉菌を増やし対抗できるような効果のあるものなどを使用する事をおすすめします。

また洗浄剤の洗い残しは悪化や再発の原因となります。丁寧に洗い流しましょう。

更に洗浄力が強すぎると必要な皮脂までもが洗い流されてしまい、皮脂が余計過剰に分泌する状態を作ってしまいます。

肌を擦り洗いするのも、同じ状態を招きます。

肌に優しいボディソープを使用し、強く擦らず洗浄し、十分に洗い流すことで、脇の清潔を保ちましょう。

保湿ケア

脇が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下し、カビ菌の影響を受けやすくなったり、乾燥を補おうと皮脂が過剰に分泌してしまったりと、悪化や再発の原因となります。

また、保湿ケアを行うことで、肌のバリア機能が高まり、カビ菌などの影響を受けにくくすることが出来ます

脇の保湿ケアも入浴後や脇にかいた汗を拭きとった後などにしっかりと行いましょう。

ビタミンB群の摂取

ビタミンB群の不足による皮脂分解能力の低下を防ぐため、ビタミンB群を積極的に食事に取り入れましょう。

レバーや牛乳、シイタケやホウレンソウに豊富に含まれています。

食事で十分な「ビタミン」B群が摂取できないという場合は、サプリメントの力を借りるのも良いですね。

糖類・脂肪分・刺激物は避ける

糖類や脂肪分、「コーヒー」やアルコールや辛いものなどの刺激物は、皮脂の分泌を促し、過剰分泌の原因となります。

出来るだけ普段から避けるようにしましょう。

規則正しい生活と十分な睡眠

規則正しい生活と十分な睡眠をとることで、炎症が起こってしまった部分の回復を早めたり、その後の皮脂の過剰分泌の抑制にも繋がります。

起床時間や食事など規則正しい生活と、質の高い睡眠を十分に取りましょう。

ストレスを溜めない・受けない・発散する

ストレスを溜めこんでいると、免疫力の低下により脂漏性皮膚炎やその他の皮膚炎や病気の発症の可能性が高まります。

ストレスを溜めないようにしたり、ストレスが溜まっていると感じたら発散する、出来るだけストレスとなることを排除しながら、ストレスを溜めない生活をしましょう。

また、日々の「ストレス」により低下した免疫力を高めるために、免疫力を高める乳酸菌などを摂取し補う事も大切です。

適度な運動も免疫力を高めてくれますよ。

室内の清潔も保つ

肌にある常在菌の一種でありカビ菌でもある菌が皮脂により増殖するばかりではなく、室内のカビ菌が肌に付着し、刺激を与えることもあります。

カビが生えないようにこまめな掃除や寝具の清潔などを保ちましょう。

まとめ

  • 脂漏性皮膚炎は脂腺の多い部位に起こりやすく顔や頭皮、そして脇に起こりやすい
  • 皮脂をエサとし異常増殖する細菌やカビ菌(マラセチア菌)による影響で炎症に
  • カビ菌の増殖を抑制し炎症を食い止めるために受診し薬が必要
  • 薬で治まってもカビ菌は再度増殖し再発しやすい
  • 薬と共にケアを行い、炎症がおさまった後もケアを続け予防する

脂漏性皮膚炎の症状が見られたら、まずは受診し正しい治療を受け、「カビ」菌の増殖を食い止め炎症を抑えることが大切です。

また、その後もカビ菌が増殖しにくい状態を作ったり、カビ菌の影響を受けない脇の皮膚を目指すことが重要です。