アトピーの治し方

瀉血でアトピーは改善するけど魔法じゃないし危険だよという話

瀉血とアトピー1

アトピーの対処法として、瀉血(しゃけつ)という治療法があります。

老廃物の溜まった悪い血を抜いて、健康になるという方法。それが、アトピーにも効果を発揮するのです。

炎症やかゆみを抑える効果がステロイドに匹敵する、高い即効性など、瀉血を行って楽になっている人はたくさんいます。

ここでは、アトピー治療のひとつである瀉血について、その効果や方法、メリットデメリットなど、まとめてみました。

瀉血に興味があるけれど、どんなものなのか詳しく分からない。そんなあなたの参考になれば嬉しいです。

瀉血は古代から存在する治療法

瀉血とアトピー2

瀉血を紹介する前に・・・瀉血は確実に即効で効果が出るわけだし、「試してみたい」と思いますよね。

しかし、瀉血を自分自身で行うことは危険が伴います。

私もアトピーです。瀉血を知って、興味を持ちました。それは、実際に瀉血をして劇的に楽になったという人の声がとても多いからです。

しかしその一方で、瀉血を続けたために体調を崩したり、別の病気を誘発してしまったり、命の危険に脅かされた人もいます。

私の中では、楽になった人の声よりも、瀉血は危険だという人の声の方が響き、また、自分で自分の血を抜くという行為自体に違和感があるので、自分で瀉血をしようとは思いません。

どんなに素晴らしいことなのかな?と、興味はあるけれど、勇気がありません。

瀉血は否定しませんが、自分自身で行うことは推奨しません。

自分で血を抜く行為は大変危険だということを念頭においてくださいね。

瀉血とは

血が滞ったり、流れが悪くなることを、東洋医学では悪血といいます。

瀉血とは、この悪血を抜き取ることで体の中の毒素も取り除き、体調を整えるという治療法です。

古代からある治療法で、その歴史は長いんですね。最近だと、ヒルに血を吸わせて瀉血をするやり方が話題にもなりました。

中国や韓国では民間療法として取り入れられていて、以前は日本でも整体師や鍼灸師が瀉血を行っていました。

今は性質上、医療行為にあたるので医師免許がないと他人に施術できません。医師法違反になってしまいます。

そうは言っても、瀉血は自分でもできてしまうんですよね。瀉血用の道具はアマゾンでも購入することができます。

スポーツ選手も体のコンディションを良くするために瀉血を行っていたり、韓国に瀉血療法を受けに行く、瀉血ツアーなんかもあったり。

それだけ効果が高く、瀉血を良いとする人も大勢いるのでしょう。

アトピー治療で瀉血専門のクリニックもあったりします。

私は、瀉血は怖くて試す勇気がないと言いましたが、もし、瀉血をするなら専門のクリニックで医師の指導のもと進めたいです。

瀉血の危険性については、後ほどご紹介しますね。

瀉血はアトピーにも効果が高く即効性がある理由

瀉血とアトピー3

瀉血には様々な効果があります。

  • 冷え性
  • アレルギー
  • 不妊症
  • デトックス
  • 疲労回復
  • 腰痛
  • 肩こり

などです。

アトピーだと、

  • かゆみが消える
  • 炎症が治まる
  • 色素新着になりにくい
  • 皮膚の再生が早い

などの効果が得られます。

アトピーの人の血液中には、炎症を起こす物質や、かゆみを引き起こすヒスタミン、IgEなどが多く集まっていて、アレルギー反応を起こしているわけですが、瀉血をするとそれらの物質も血液と一緒に排出されますよね。

それで、炎症やかゆみがすぐになくなるのでは、と考えられています。

また、瀉血には皮膚の再生を促す効果がありますが、これは、炎症物質まみれだった血液が抜き取られ、血流が良くなり、鮮血が行き渡るからではないかと言われています。

そして、炎症物質が消えたため掻きむしることもなく、傷ができない。よって、皮膚が早く再生するらしいです。

即効性があり、高い効果を発揮するので、脱ステ中でステロイドを使えない厳しい状況にいる場合には、かなり有効な方法です。

滲出液が出る時期には特に効果があるようですね。

かゆみや炎症がすぐに消えて楽になれるので、精神的にも癒される人が多い印象です。

瀉血の手順

瀉血とアトピー4

瀉血は、皮膚に針で穴を空けてカップで血を吸いだします。メディカルカッピングとも呼ばれています。

そして、おすすめはしませんが、自分で瀉血をする方法もあります。

用意するもの

  • 採血用の穿刺器
  • ランセット
  • 吸引機またはシリコンカップ
  • 消毒液

瀉血の手順

  • 針を刺す部分を決める。(この時カップが装着できるかどうかも確認する)
  • 穿刺器で針を数十回刺す。
  • カップを装着して数分間待ち血を抜く。
  • カップを取り血を拭き取る。
  • 患部をすぐ消毒する。

針を刺す痛みはさほどないようですが、カップを吸着させた部分はしばらく内出血の跡や赤みが残ることもあるそうです。

数日から数週間で消えるので、夏場の肌の露出が多い時や、顔なんかはタイミングを見た方が良さそうですね。

瀉血は対処療法にすぎない!死に至る危険性もある

瀉血とアトピー5

瀉血は、根治療法ではなく、対処療法なんですよね。

血を抜けばかゆみも炎症も引きますが、それは数日すれば元に戻ってしまうんです。

なぜなら、悪血はまたできてしまうからです。瀉血で今の辛い状況を緩和させるにしても、食事や規則正しい生活、運動や腸内環境を整えることで根本的な原因を断ち切らなければ、結局はアトピーの症状もまた出てしまいます。

つらい症状が出たらまた瀉血をして緩和させようと繰り返していると、いつまでたってもそこから抜け出せなくなります。

瀉血を一日に何度もする、何日も連続で続けるという人がいましたが、それは決して良い状況ではありません。

瀉血をする危険性としては、

  • 貧血になる
  • 感染症を引き起こす
  • 最悪の場合、死に至る

などがあげられます。

その他にも、

  • 悪血がなくなったのか自分では分からない
  • やめ時が分からなくなる
  • 原因物質を取り除けているとは限らない
  • 間違った方法で事故に繋がる可能性がある

などのデメリットがあります。

また、年齢や性別、体重によっても血液量は変わるし、血を抜く量も変わってきますよね。

私もアトピーが悪化してかゆみで眠れない、体中傷だらけ、滲出液が不快で痛くて動くのも辛いという過酷な時期があったので、瀉血をして一時でも楽になりたい気持ちはすごく分かります。

瀉血自体は否定しません。でも、自分でやるのは危険が伴う。命をかけてまでやることではないと思います。

やるなら医療機関で。適切な処置を受けるのが安心ではないでしょうか。また、どうしても自分でやるという場合、

  • 瀉血は対処療法にすぎないことを理解する
  • 瀉血はどうしても炎症やかゆみを消さなければならない時のみ行う
  • 瀉血で対処しながら根治治療も行う

これらのことをしっかり理解した上で、正しい知識と、瀉血だけに頼らない治療や改善方法を進めていける強い気持ちが必要です。

まとめ

  • 瀉血とは悪血を抜き取って体調を整える治療法
  • 歴史は古く、古代からある治療法
  • アトピーにも高い効果を発揮する
  • 瀉血療法を専門としたクリニックがある
  • 自分で瀉血することもできる
  • 自分で瀉血をする際は多くの危険が伴う

瀉血をするとアトピー症状が改善して楽になれる、だから絶対やるべきだという人もいますし、実際に自分で実践している人もいます。

自己判断になってしまうのでしょうが、瀉血をするなら瀉血がどんなものなのかしっかり理解してからじゃないと、危険性がさらに増してしまうような気がします。

瀉血を試してみたいなら、やはり医療機関がおすすめです。それだって、自己責任ということになりますが。