脂漏性皮膚炎の薬

脂漏性皮膚炎は抗真菌薬だけでは治らない?!完治するための正しいケアとは!?

脂漏性皮膚炎と抗真菌薬1

脂漏性皮膚炎を治すためには、抗真菌薬が必要です。

但し抗真菌薬の使用だけでは脂漏性皮膚炎を根本的に完治し、再発しない状態になることはありません。

抗真菌薬を正しく使用し、脂漏性皮膚炎の症状を抑えたのち、すべきことがあります。

脂漏性皮膚炎に抗真菌薬を使用したのちのケアをしっかりと行い、脂漏性皮膚炎ガ起こらない状態を作りましょう。

脂漏性皮膚炎には抗真菌薬が必要!

脂漏性皮膚炎は薬が無いと絶対に治せないというわけではありません。

しかし、脂漏性皮膚炎の原因となるカビ菌、マラセチア菌の増殖を抑制しなければ、いつまで経っても脂漏性皮膚炎は治らず悪化してしまいます。

炎症が起こるほどマラセチア菌が増殖してしまった状態から、セルフケアだけでどうにかしようとしても、なかなか抑制できず、症状が悪化してしまうのです。

そこで、マラセチア菌をしっかりと抑制できる抗真菌薬の力を一度借り、マラセチア菌の増殖を抑制することが大切なのです。

皮膚科に受診すると、抗真菌薬であるニラゾ―ルローションなどが処方されます。

また、炎症が酷い場合は、炎症を抑えるためのステロイド外用薬も併用して処方されます。

脂漏性皮膚炎は抗真菌薬だけでは治らない?!

脂漏性皮膚炎の治療に最適な薬は抗真菌薬です。

マラセチア菌の増殖を食い止め抑制してくれるため、菌の影響で起こる脂漏性皮膚炎の症状は治まります。

しかし、抗真菌薬やステロイドで症状が治まっても、脂漏性皮膚炎は治っていません

抗真菌薬で肌の状態は変えられない!!

マラセチア菌の好物は油分です。

皮脂をエサとし、増殖します。

抗真菌薬で一度マラセチア菌を抑制しても、薬の使用が終われば、皮脂をエサとし、再度マラセチア菌は繁殖してしまいます。

抗真菌薬には、皮脂の分泌を抑制したり、マラセチア菌が好き勝手に増殖できないようにするために対抗する善玉菌を増やす効果もありません。

肌自体の状態がマラセチア菌が繁殖しやすい環境である限り、脂漏性皮膚炎は何度でも再発してしまうのです。

抗真菌薬は、予防のためにと長期連続使用することはできません。

抗真菌薬で治した脂漏性皮膚炎を再発させなないために

抗真菌薬でせっかくマラセチア菌を抑制し、脂漏性皮膚炎の症状がおさまった状態を維持し、マラセチア菌を増殖させず、症状を再発させないためには、セルフケアがとても大切です。

自分自身の生活の中にマラセチア菌を増殖させないためのケアを取り入れることで、繰り返す脂漏性皮膚炎を完治させることが出来ます

脂質・糖質を控える

食事の中で、脂質や糖質を控えましょう。

マラセチア菌のエサとなる皮脂の成分は主に中性脂肪です。

脂質や糖質を積極的に摂取してしまうと、中性脂肪が溜まり、皮脂の分泌量が高まります

皮脂の分泌量が増えれば増えるほど、マラセチア菌にエサを与えてしまっている事になるため、再度増殖され脂漏性皮膚炎が起こってしまいます。

抗真菌薬を用いた治療の最中から、脂質や糖質は控えましょう。

甘いデザートやお菓子だけ、油っぽい揚げ物やジャンクフードだけを避けがちですが、糖質は御飯やパンやパスタにも豊富です。

栄養のバランス的にも、100%カットする必要はありませんが、3食のうち1食、又は2食は主食となる「糖質」を抜く、2日に1回は抜くなどと、摂取量を抑えると良いです。

ビタミン類の摂取

一方で食事の中に積極的に取り入れるべき栄養素がビタミン類です。

ビタミンCやビタミンE は抗酸化作用があります。

脂漏性皮膚炎は皮脂がマラセチア菌により分解され、酸化することで過酸化脂質というものに変わり、肌に刺激を与え炎症を引き起こしてしまいます。

そこで抗酸化作用のあるビタミンを摂取し、酸化を防ぎましょう。

また、ビタミンBには皮脂の分泌量をコントロールしてくれる作用があります。

皮脂の過剰分泌でマラセチア菌が増殖してしまわぬように、ビタミンBを食事に取り入れましょう。

ビタミン類は1度に大量に摂取しても、必要以上分は排出されてしまい意味がありません。

継続的に毎日摂取することが大切です。

食事の中に毎日とりいれるのが難しいという場合は「サプリメント」などの活用もおすすめです。

刺激物を避ける

コーヒー」やアルコール類、辛い食べ物などの刺激物は、皮脂の分泌量を高めてしまいます。

肌の洗浄方法の見直しを

肌は乾燥すると、皮脂が乾燥をカバーしようと一生懸命分泌し、皮脂の過剰分泌が起こってしまいます。

マラセチア菌増殖を防ぐためには、乾燥を防ぎ、皮脂の過剰分泌を起こさないことが大切です。

肌を乾燥させないためには、保湿!と思いがちですよね。

もちろん保湿も大切なのですが、洗浄方法によって、肌が乾燥してしまうか、乾燥しないかは違ってくるのです。

肌の洗浄時

  • 洗浄剤は肌に低刺激なものを選ぶ
  • 良く泡立て、肌を強く擦らず洗う
  • 丁寧に洗い流す
  • 湯温度は38度以下のぬるま湯

このポイントに注意することで、肌の乾燥を最低限に抑えることが出来ます。

肌に出来るだけ刺激を与えない洗浄を行いましょう。

保湿ケア

保湿ケアも大切ですね。

乾燥を防ぎ、皮脂の過剰分泌を抑制する為でもありますが、菌の影響を受けにくい強い肌を手に入れるために、肌のバリア機能を高めるためにも保湿が大切です。

肌に十分な潤いを与え、皮脂の過剰分泌を防ぎ、肌のバリア機能を高めましょう。

その為に必要な保湿剤は、マラセチア菌の好物である油分が多いものは避けましょう。

油分」の多いもので肌の表面を保護しても、肌にうるおいは与えられないため意味がありません。

選ぶべき保湿剤は

  • 油分の少ないもの
  • 肌に水分を十分に浸透させ与えられるもの
  • 肌に刺激となる不必要な成分が含まれていないもの

生活のリズム・睡眠

生活のリズムが乱れていると、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れが生じます。

すると皮脂分泌量も異常となり、過剰な皮脂が分泌されてしまう原因となります。

規則正しい生活を送りましょう。

また、睡眠は質の高い睡眠をとることを心がけましょう。

質の高い睡眠をとることで、脂漏性皮膚炎によりボロボロとむけ落ちてきてしまう肌のターンオーバーの乱れを改善し、肌の状態を修復することが出来ます。

また自律神経やホルモンバランスも整い、皮脂の過剰分泌を防ぎます。

  • 就寝3時間前に食事を済ませる
  • 就寝1時間前にぬるま湯に入浴しリラックスする
  • 就寝前は間接照明やアロマなどを活用しリラックできる空間に
  • 就寝前はスマホやパソコンのブルーライトを避ける
  • ゆっくりとした歌詞なしの音楽鑑賞や読書がおすすめ
  • 寝具は清潔に、気持ちよく眠れるようにする等と言う心掛けで睡眠の質を高めることができます。

まとめ

脂漏性皮膚炎の治療には、抗真菌薬が必要です。

それは一度増殖したマラセチア菌を抑制し、出来るだけ早く炎症を食い止めるためです。

しかし、抗真菌薬など、薬の力を借りるだけでは、脂漏性皮膚炎は完治しないのです、

薬の力を借り、症状が治まってからは、自分の生活を見直し、マラセチア菌が増殖しにくい肌の状態を作りましょう。