アトピーコラム

アトピー肌と温泉の関係性!はたして温泉は本当に有効なのか⁉

アトピーと温泉

アトピーにとって温泉が効果的だというようなことを聞いたことがありませんか?

温泉は肌に良いのだという事が良く言われますよね。

しかし、アトピーにとって温泉が逆効果、悪化の原因になってしまうこともあるのです。

アトピーにとって温泉は良い面と悪い面があるのです。

間違った方法で温泉を活用しないよう、正しく温泉と付き合い、アトピーを改善しましょう。

温泉でアトピーが悪化する?!

温泉でアトピーを改善したいと活用したところ、アトピーが悪化してしまうという事があります。

悪化する理由をご紹介していきます。

温泉の成分が肌への刺激に

温泉の有効成分がアトピーにとっては刺戟となることがあるという点が悪化の原因になります。

アトピーの肌はものすごくバリア機能が低下しデリケートな状態になってしまっているため、より刺激を受けやすいのですね。

温泉の成分が強いと、アトピー肌で温泉に入浴した瞬間激痛が走るほどの刺激を受けてしまうこともあります。

温泉の成分が肌から侵入し、異物ととらえられ免疫反応が起こり、炎症が起きてしまう事もあります。

温泉の効果が体に合わない

温泉にはそれぞれ異なる効能があり、体調を変えてくれます。

しかし、その効果が体に合わないと、湯あたりと言って体調が悪い方向に傾いてしまうことがあるのです。

温泉により体調が悪化、体調の状態が肌に影響しやすいアトピーが悪化してしまうことがあるのです

温泉の塩素がアトピー悪化に

温泉には循環ろ過方式の温泉と、源泉かけ流し方式の温泉があります。

循環ろ過方式の温泉では、衛生上の問題で塩素が使用されています。

アトピーの敏感な肌は、水道水の塩素でも刺激を受けてしまうのにも関わらず。温泉の塩素は水道水の塩素よりも濃度が高いため、刺激を受け、アトピーは悪化してしまうのですね。

細菌感染による悪化

温泉は不特定多数の人が湯船に浸かりますね。

すると、雑菌が多く繁殖してしまっていることが多いのです。

アトピーの場合、免疫抑制作用の薬を使用しているため、感染症が起こりやすくなったり、傷口から細菌が侵入してしまったりと、細菌感染が起こりやすいのです。

細菌感染が起こると、アトピーは悪化してしまいますね。

温泉による温めすぎ

温泉は高めの温度だったり、温泉に浸かりすぎることで、アトピーの痒みが悪化してしまったり、乾燥が進みアトピーが悪化してしまいます。

アトピーにとって温泉に入ることで得られる効果はあるの?

では温泉に入ることで、アトピーにとっての良い効果はあるのでしょうか。

殺菌作用

温泉の成分によっては、殺菌作用があり、アトピーの原因となっている黄色ブドウ球菌の増殖を防ぎ、黄色ブドウ球菌による炎症を食い止められます。

温熱作用

アトピーの症状がいつまでも治らないのは、汗をかきにくい体質や「冷え」による機能低下で、細胞の状態が健康な状態に戻れずにいることがあります。

温泉により体を温めることで、新陳代謝が活発になり、アトピーの改善に繋がります。

静水圧

水中に身体を沈めて受ける静水圧により負荷がかかり、呼吸器官や循環機能の働きが活発になり、アトピーの改善に繋がります。

浮力作用

温泉に浸かることで、浮力作用により、体の余計な力が抜け、リラックスできるため、アトピーの原因ともなる「ストレス」の解消の効果を得られます。

含有化学成分

温泉に含まれている化学成分はイオン化している為、浄化作用や保水作用、保温作用などを得られます。

すると細胞は活性化し、皮膚の状態が健康的に改善されます。

アトピーが選ぶべき温泉の泉質は?

温泉それぞれにある作用が、アトピーにとっての効果となります。

アトピーに効果的な泉質を選ぶことが大切です。

温泉には大きく分けると11種類の泉質があります。

アトピーにとって効果的な温泉は、酸性泉です。

  • 硫黄泉
  • 単純温泉
  • 炭酸水素泉
  • 塩化物船泉

となります。

アトピーに効果的!悪化させない温泉の入り方

ではアトピーを悪化させないための温泉の入り方をご紹介します。

入浴前にワセリンを

入浴前に肌にワセリンを塗ります。

肌のバリア機能が低下してしまっている為、ワセリンで肌をバリアしてから入浴すると良いです。

先に身体を洗うと、ワセリンが取れてしまい意味がないので、サッとかけ湯で汚れを落とし、最初に湯船に浸かり、お風呂にあがる前に身体を洗います。

入浴時間に注意

入浴時間は短めにしましょう。

温泉はつい長湯をしてしまいがちですが、普段の入浴と同じように、湯船に浸かりすぎると乾燥の原因となります。

温泉に浸かるのは極力短めにしましょう。

体を良く洗う

温泉に浸かった後は、効能を十分に得るためにと、体を洗ったり流したりせず、あがるようにと案内されることも多いです。

しかし、アトピーの場合は、温泉に浸かった後は、体を洗ってから上がりましょう。

雑菌などが多い温泉での細菌感染を防ぐためです。

特に、循環ろ過方式の温泉の場合は、より入念に洗い塩素を洗い落としてください。

保湿ケアを

温泉から出たら、水気をサッと拭きとり、少し塗れているくらいで良いので、保湿を出来るだけ早く行います。

肌の水分がものすごく逃げやすく、急激な乾燥が始まる前に、保湿ケアを十分に行いましょう。

温泉に保湿効果があったとしても、保湿ケアは怠らないでください。

また、温泉に入浴することで、温泉療法になるからといって、ステロイドなどの薬を塗らなくなるのは悪化の原因となります。

温泉に入ったあとも、薬を塗るべき箇所には塗りましょう。

まとめ

アトピーにとって温泉は改善に効果的な面もありますが、悪化の原因になってしまう事もあります。

そこで悪化させず温泉のアトピーへの良い効果を得るためには、正しく温泉を活用しましょう。

温泉に入るだけでアトピーが治ると思ってしまうと、温泉がアトピーの治療の全てになり悪化を招く原因となります。

普段の薬物治療やケアを基本とした上で温泉を取り入れたほうが良いですね。