アトピーの様々な症状!!間違いやすい皮膚炎と正しい対処法!!

少女

アトピーは激しい痒みを伴う皮膚炎です。

痒みに対し掻き毟ることで肌のバリア機能が低下し、症状は悪化します。

炎症がおさまってからも肌のバリア機能の回復や原因物質を避けなければ、何度も再発してしまう事もあります。

また、アトピーの症状は子供から大人、誰にでも起こる可能性はあり、素人の目でアトピーだと判断するのは難しい皮膚炎です。

そこで今回はアトピーの具体的な症状について、アトピーの症状だと診断される基準、アトピーと間違いやすい病気、アトピーの症状が出やすい部位、症状別の対処法についてご紹介します。

アトピーの症状

アトピーの症状は軽度なものから重度なもの、そして合併症になり酷い状態になることがあります。

全ての段階別の症状をご紹介していきます。

軽度なアトピーの症状

初期症状として皮膚の酷い乾燥が見られます。

子供も大人も同様に、皮膚がザラザラとしたさわり心地になるほどの乾燥が起こり、鳥肌のようにも感じます。

アトピーと診断されることは少なく、乾燥が酷いため、アトピーなどの皮膚炎に気を付けるようにと言われることが多いでしょう。

中度

乾燥が進み、肌のバリア機能が低下し、原因物質の侵入が続くと、関節部の内側を中心として、赤みのある湿疹や肌の赤らみが見られます。

赤みが酷く腫れを伴う事もあります。

重度

中度の症状による湿疹や赤みと共に伴う酷い痒みに対し、掻いたり、原因物質の侵入が続くと、症状は悪化してしまいます。

皮膚は腫れあがり赤みが酷く、患部がジュクジュクしてくる場合と、酷く乾燥しボロボロになる場合があります。

合併症

アトピーの症状が進むことやステロイド外用薬による免疫力の低下などにより、合併症が併発することがあります。

併発しやすい合併症

  • 気管支喘息・・・発作的な咳や痰が見られ、呼吸が苦しくぜーぜー、ひゅーひゅーとした呼吸音などが見られる。
  • アレルギー性鼻炎・・・鼻づまり、鼻水、くしゃみ等
  • アレルギー性結膜炎・・・目が充血し赤くなる。かゆみや目ヤニ、涙などを伴う
  • 春季カタル・・・春から夏にかけて重度の結膜炎が見られる。角膜障害の原因となることも

重度の合併症

  • 白内障・・・水晶体が濁る
  • 網膜剥離・・・目の中で網膜が剥がれる。場合によっては視力の低下や視野が欠ける
  • カポジー水疱様発疹症・・・ヘルペスウイルスによる感染、高熱により入院が必要な場合も
  • 伝染性軟属腫・・・水いぼ、子供に多い合併症
  • とびひ・・・子供に多い合併症。細菌感染による湿疹ができ感染力が強い

アトピーに間違われやすい病気・皮膚炎

アトピーと間違われやすい病気や皮膚炎です。

素人では到底このような病気や皮膚炎と誤ってしまい、正しい治療を受けずに悪化を促してしまう場合があるのです。

  • 接触性皮膚炎・・・肌に触れたものの刺激により、刺激性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎が引きおこる。湿疹や赤み、かゆみ等
  • 脂漏性皮膚炎・・・赤い湿疹や皮膚の剥がれ落ち、フケなどが見られる。頭皮や腋、顔や陰部などの皮脂の分泌量が多い場所に起こりやすくアトピーに良く似ている
  • 単純性痒疹・・・強い痒みを伴う湿疹が起こる。虫刺されから発症する事も
  • 疥癬・・・ヒゼンダニが原因、強い痒みを伴う。アトピーとの違いを医師でも見分けるのが難しい
  • あせも・・・汗をかきやすい部位に湿疹ができる、肘の内側や膝の内側、背中等
  • 皮脂欠乏性湿疹・・・肌のバリア機能の低下により刺激を受け湿疹が起こる
  • 手湿疹・・・手のひらや甲、指に湿疹が起こる
  • 乾癬・・・赤くなった皮膚に銀白色の角質層が重なった状態が見られる

アトピーの症状と診断される基準

続いてアトピーの症状だと診断される基準についてです。

もちろん症状以外の部分、アトピーを素因を持つかどうかなども診断基準となりますが、今回は症状に絞り診断基準をご紹介しています。

  • 湿疹の形状
  • 湿疹の分布
  • 湿疹の慢性反復性

湿疹の形状、色や大きさや形、湿疹が主にどの部位に出ているのか、湿疹が慢性しているのかという点が症状の診断基準となり、間違われやすい皮膚炎を除外したうえでアトピーと診断されるのですね。

アトピーの症状が良くなったり悪くなったりを返す、慢性反復性については、乳幼児の場合は2カ月以上続いた場合はアトピー、大人の場合は6ヶ月以上続いている場合はアトピーと診断されることが多いです。

アトピーの症状が出やすい部位は?

アトピーの症状が発症しやすい部位は

  • 膝や肘の関節部の内側

などの皮膚の薄い部位、「肌着」に擦れやすい部位、外部刺激を受けやすい部位です。

アトピーの症状別対処法

ではアトピーの症状別の正しい対処法をご紹介してきます。

酷い乾燥 アトピー初期症状への対処法

酷い乾燥が見られ、湿疹や炎症が見られていないのであれば、まだセルフケアでアトピーを防ぐことが出来ます。

肌の乾燥を改善し、肌のバリア機能を高めましょう。

正しい保湿ケア、肌を乾燥させないための方法を取り、乾燥肌を改善してください。

湿疹 アトピー中期への対処法

肌に湿疹が見られているということは、体内にアトピーの炎症の原因となる原因物質が侵入し、それを排除しようと免疫反応が起こっています。

原因物質を特定し避け、肌のバリア機能も高めていきます。

原因物質は主に、ダニ・ハウスダスト・花粉・汗・衣類・スキンケア用品・メイク用品などです。

自分で特定できない場合は、皮膚科にてアレルギー検査を行うことで特定できます。

また、皮膚科に受診し、炎症を食い止めるための「ステロイド」を処方してもらい、炎症をいち早く食い止めましょう。

炎症 アトピー重症への対処法

アトピーの「炎症」が広がり、赤みも湿疹も腫れやジュクジュク、酷い乾燥などが見られている場合は、早急に薬の力を借り、炎症を食い止めてください。

また、場合によっては患部のジュクジュクを改善するための亜鉛華軟膏や痒みを抑制するための抗ヒスタミン、細菌感染が起こっている場合は抗生物質などの使用も必要となります。

医師の指示に従い薬による治療を行いましょう。

どんな症状のアトピーでも行うべき対策は?

どんな症状のアトピーでも気を付けるべき対策、炎症がおさまった後に実行すべき対策があります。

アトピーの症状を悪化させない、アトピーの炎症を再発させないためにも行いましょう。

  • かゆみを感じても患部を掻かない
  • 入浴方法を正しく行う(温度や入浴時間、洗い方や使用する洗浄剤等)
  • 爪を短く丸くする
  • 室内は清潔に保つ
  • 栄養のバランスの良い食事を摂る
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスを溜めない
  • 乾燥に注意する
  • 肌を清潔に保つ
  • 肌に刺激を与えない(衣類や汗や成分などの原因物質を避ける)

まとめ

  • アトピーは早期対策により酷い炎症を招かないことが大切
  • 炎症は早急に食い止める
  • アトピーに似ている他の病気に注意
  • 症状が治まったら、対策をし予防する

アトピーは症状が酷くなればなるほど、完治までに時間がかかります。

また、症状が悪化するほど皮膚への後遺症も残りやすくなってしまいます。

アトピーの症状が見られたら、まずは皮膚科に受診し、適切な薬を処方してもらい、炎症を食い止めることが第一優先です。

その後、アトピーは炎症がおさまり、そのままにしておくと、必ず再発します。

慢性化してしまい、何度も再発を繰り返します。

そうならないためには、症状を薬で抑えた後、自分自身がアトピーになりにくい状態を作ることが大切ですね。

また、アトピーだと思っていたらアトピーではなかった、アトピーではないと思っていたらアトピーだったという事はよくあります。

正しく治療を行い完治するためにも、正しい診断を受けましょう。

また、診断後、治療を続けていてもなかなか治らない、悪化しているという場合は、再度受診することをおすすめします。

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