アトピーの原因

アトピーの敵!乾燥を防ぐための方法のすべて

乾燥

肌の乾燥はアトピーの発症・再発の原因と悪化の原因になってしまいます。

肌を乾燥させないための対策や保湿ケアの方法をしっかりと知り、乾燥を防ぎ肌の潤いを保つことで、肌のバリア機能となる角質層が正常に働き、アトピーの悪化や再発を防いでくれます。

普段の生活の中で乾燥を助長してしまっている習慣や環境に対しても対策が必要です。

今回は肌を乾燥させないために知っておくべきことを全てご紹介します。

アトピーと乾燥の関係性

まずはアトピーに大きな関わりのある乾燥との関係性についてです。

なぜ乾燥してしまうのか、なぜ乾燥すると発症するのか、悪化するのかという事についてです。

アトピー発症の原因に

肌が乾燥するとアトピーが発症してしまう原因となります。

もちろん再発も同じく、乾燥するとアトピーは再発しやすくなります。

乾燥している肌には、水分やセラミド、天然保湿因子が不足しています。

不足している乾燥した肌の角質層には隙間が出来てしまいます。

隙間から侵入したアレルゲンやその他さまざまなものが刺激となり、アトピーは発症してしまいます。

炎症による乾燥助長

アトピーが引き起こり、炎症が起き、炎症部分の熱や痒みによる掻くという行為などにより、肌の乾燥、肌のバリア機能の破壊化が進みます。

より肌はバリア機能に守られていない弱った状態となってしまいます。

アトピー悪化の原因に

乾燥や炎症による乾燥の悪化により、様々な悪化因子により、アトピーの状態はより酷い状態となります。

アレルゲンや食物、ダニやハウスダスト、細菌や真菌、花粉、他にも化粧品や「メイク」用品、外用薬等からも刺激を受けてしまうようになり、酷い炎症や酷いかゆみに襲われます。

アトピー肌を乾燥させないために気をつける事

ではまず乾燥を防ぐためには保湿ケアが必要ですが、それ以外にも日々の生活の中で乾燥を助長してしまうことが隠れています。

生活の中でも肌の乾燥を労わり、肌の潤いを奪わないようにすることが大切です。

水分不足

体内の水分が不足すると、肌の水分量も不足し、乾燥が加速します。

人間が1日に必要な水分量としては約1.5Lから2L程度です。

水分は補給しても毎日尿や便や汗などにより排出されます。

その為、毎日体内の水分量を保つために、毎日水分不足に陥らないよう注意し水分補給しなければいけません。

水分は一度に大量に摂取しても、意味が無く、逆に胃の中の消化液が薄まってしまったり、体内のナトリウム量が不足し、疲労感をもたらしてしまいます。

1日に必要な水分量を1日の中で分散させて摂取することが大切です。

水分を効率よく摂取するタイミングとしては、

  • 朝起きてすぐ
  • 毎食
  • 運動前(活動前)
  • 運動中
  • 運動後(活動後)
  • 入浴前
  • 入浴後
  • 入眠前

となります。

他にも喉が渇いたときには既に水分不足状態となっています。

肌を乾燥させないために、喉がかわく前に水分を補給するように心がけましょう。

食事

肌が乾燥している場合、食事でカサカサとした肌に潤いを与えてあげる事も大切です。

乾燥している肌にとって摂取すべき栄養素は、必須脂肪酸とカロテンです。

必須脂肪酸が不足すると肌がカサカサしてしまいますし、カロテンが不足すると、潤いのある健康的な肌を維持するための細胞周期(肌のターンオーバー)が正常に行われず、潤いのある健康的な肌がいつまでも出来ません。

必須脂肪酸はサバやイワシなどの青魚に豊富に含まれています。

カロテンはニンジンやかぼちゃなどの色の濃い野菜、緑黄色野菜に豊富に含まれています。

その他の栄養素をバランスよく摂取する事ももちろん大切ですが、肌の乾燥のために必須脂肪酸とカロテンは欠かせない栄養素です。

運動不足

運動不足により汗をかくことが出来ず、肌が乾燥してしまいます。

適度な運動により汗をかき、肌に潤いを与えましょう。

また汗をかいたら体内の水分量が減少してしまわぬよう、水分補給する事も忘れずに。

アトピーにとって「」をかくという事は大切です。

しかし、汗の処理をしっかりと出来ていないと、アトピー悪化に繋がるため、運動で汗をかいたら、汗の処理は適切に行いましょう。

服装

服装によっても肌は乾燥してしまいます。

化学繊維で出来ている衣類を着用することで、肌が擦れ、肌のバリア機能が破壊されてしまい、肌の潤いを保つ事が出来る乾燥が加速、アトピーの炎症も悪化します。

また、肌の水分を吸収し熱を放出するタイプの下着「ヒートテック等」にも注意が必要です。

肌の水分を奪わず、擦れによる刺激も与えない肌に優しい繊維の衣類を選びましょう。

天然繊維である綿や絹100%のものを選ぶと良いです。

肌に直接触れる下着類は特に注意が必要ですね。

入浴

誤った入浴方法でも肌は乾燥してしまいます。

  • 肌の洗い方

まず肌を洗うときに、強く擦ってしまうと、肌のバリア機能が破壊され、潤いを保つことが出来なくなってしまいます。

ナイロンタオルなどが使用せず、よく泡立てた洗浄剤を使い手のひらで擦らないように撫でるように優しく洗うことが大切です。

また、使用するボディーソープや石鹸、洗顔料も肌を乾燥させないもの、保湿効果のあるものを選ぶようにしましょう。

  • 入浴時間

湯船への入浴は、約10分ほどまでにとどめましょう。長湯すればするほど、肌の水分が逃げてしまいます。

湯船への入浴中に肌がシワシワしてくるのは、肌の水分が脱げてしまっている証拠です。

肌がシワシワとする前にあがりましょう。

  • 湯温度

入浴中の湯温度にも注意が必要です。

湯船やシャワーの温度は約38度程度にしましょう。

高い湯温度で肌を洗ったり入浴してしまうと、肌の水分がより逃げやすくなります。

乾燥の大きな原因となるので、ぬおでぃるいかなと感じるくらいのお湯が良いです。

  • 入浴後の保湿

入浴後は肌が柔らかくなり、水分がものすごく逃げてしまいやすい状態となります。

入浴後5分以内には保湿ケアを行うことが大切です。

それ以上時間が経つと、肌が急激に乾燥し、カサカサしてきたり痒みが起こるほどの酷い乾燥に見舞われてしまうので注意しましょう。

湿度

湿度も肌の乾燥に関係します。

普段生活する室内の湿度が低いと肌の水分はどんどん奪われ乾燥してしまいます。

肌を乾燥させないためには湿度を約50%から60%に保ちましょう。

加湿器の活用や洗濯物や濡れたタオルを室内に干す、観葉植物を置くなどという工夫で湿度を保ちましょう。

しかし、湿度を高めていると、カビが発生しやすい状態にもなります。

湿度が60%以上を超えた状態が続くと、かなりカビが発生しやすくなるので注意が必要です。

またカビの発生を見つけたら直ちに正しく清掃しましょう。

カビが肌に付着することで、アトピーの再発や悪化の原因となったり、他の肌トラブルを引き起こしてしまう原因にもなります。

紫外線

肌に受ける紫外線にも注意が必要です。

紫外線による肌のバリア機能の破壊や肌の水分を逃がしてしまい乾燥が悪化します。

日焼け止めや日傘、薄手の肌を露出しない服装などを心がけ、紫外線を防ぎましょう。

アトピーを乾燥させない正しい保湿方法

では乾燥肌を改善するためには保湿ケアが必要ですね。

保湿ケアを行い肌の乾燥を改善していくのですが、正しく保湿を行うことができないと、保湿ケアの意味は無く、乾燥を改善することが出来ません。

正しい保湿を知り効果的に行いましょう。

  • 保湿剤について

肌の乾燥を防ぐ為の保湿剤は、肌のバリア機能が低下している肌に刺激とならない低刺激なものを選びます。

また、油分だけを肌に塗り肌の水分の蒸発を防ぐようなオイル系の保湿剤は乾燥しているアトピー肌には意味がありません。肌に水分を与えたうえで、水分を逃がさない効果のある、水分と油分が含まれたクリームタイプのものなどを使用しましょう。

また、乾燥しているアトピー肌に不足している「セラミド」が補給できるものだと尚良いですね。

  • 保湿剤の塗り方

保湿剤の塗り方は、肌を擦らないように塗ります。

十分な量の保湿剤を手に取り、肌に滑らせるように塗るか、優しくポンポンと塗り広げます。

強く擦ったり、肌に染み込ませようと強く押したりするのは辞めましょう。

また、保湿剤は入浴後、肌の汗や汚れを拭いた後には必ず塗ります。

それ以外にも肌が乾燥していると感じたときに塗るという事も大切ですね。

炎症が起きているときは・・・

炎症が起きている時の保湿剤の使用には注意が必要です。

まずはこれ以上悪化し肌のバリア機能の破壊や炎症が酷くならないように、先に炎症を抑えることが先決です。

薬により炎症を抑えてから、保湿を行い肌のバリア機能を回復させ高めていくようにしましょう。

まとめ

  • 乾燥はアトピー再発や悪化の大きな原因に
  • 乾燥を防ぐためには保湿ケア意外の生活にも注意が必要
  • 保湿ケアは正しく効果的な方法で行うべし

乾燥はアトピーにとっての切っても切り離せない問題です。

乾燥を食い止め、防ぎ、潤いのあるバリア機能が正常な状態を作ることが、アトピー完治の為に重要となります。

乾燥を防ぐために、保湿ケアを行うだけではなく、肌を乾燥させない生活も心がけることが大切ですね。