アトピーの症状

アトピーの炎症はなぜ起こる??炎症を悪化させないための方法!!

アトピーと炎症1

アトピーの炎症はなぜ引き起こるのかを知ることで、アトピーから抜け出すために必要なことが分かります。

アトピーの炎症が起こるメカニズムや、なぜ炎症が酷くなるのかという事を知り、正しく対処し、アトピーから抜け出しましょう。

今回はアトピーの炎症が何故起こるのか、アトピーの炎症を防ぐためにはどうしたら良いのかという事をご紹介します。

アトピーの炎症が引き起こるメカニズム

まずはアトピーの炎症が引き起こるメカニズムについてです。

第1段階 原因物質の侵入

まずは原因物質が侵入することで、アトピーは始まります。

この原因物質については、まだ解明されていないことも多いのですが、主に、ハウスダストや「ダニ」、花粉等々、人それぞれの原因物質があります。

第2段階 免疫反応

原因物質が侵入したため、免疫反応が起こります。

免疫反応により、原因物質を排除しようとするのです。

ここで湿疹反応が起こり、湿疹が見られます。

この段階で原因物質が2、3週間で完全に排除されると、実は湿疹は治まり、酷い炎症は襲ってこないのです。

第3段階 炎症反応

原因物質の侵入が改善されず、侵入し続けると、炎症反応が起き、炎症が見られるようになります。

原因物質の侵入が続く限り、炎症反応を起こすスイッチは入り続け、どんどん炎症はエスカレートしてしまうのです。

アトピーの炎症が悪化する原因は

アトピーの炎症が起こってから、どんどん炎症が酷くなったり、炎症が慢性化する原因は以下の最悪の連鎖のせいです。

炎症の悪化 第1段階

酷い炎症が起こるということは、ひどい痒みも同時に襲ってきます。

その痒みに対し掻き壊してしまうことで、「セラミド」や水分が奪われてしまいます。

皮膚を健康的に保つために必要なセラミドや水分が奪われることで、肌のバリア機能は低下し、掻くことでもバリア機能は破壊されてしまいます。

炎症の悪化 第2段階

バリア機能が壊れた皮膚により、角質層からも原因物質が侵入してしまいます。

すると、更に更に酷い炎症が引き起こりますね。

もちろん更に酷い痒みも引き起こります。

最悪の連鎖に

ここまでくるとアトピーの炎症に乗っ取られ、肌は最悪の連鎖に見舞われてしまっています。

バリア機能の低下

原因物質の侵入

炎症・かゆみの増加

掻き壊し

最初のバリア機能の低下に戻る

という連鎖をグルグルと繰り返し、どんどん炎症は酷く、皮膚は酷い状態となります。

更に炎症とかゆみの増加により、掻き壊された部分から、細菌の侵入や増殖が起こり、合併症が引き起こり、皮膚は蝕まれます。

アトピーの炎症の連鎖を断ち切るためには

アトピーの炎症の連鎖を断ち切るためには、炎症を抑制する唯一の方法がステロイド外用薬です。

ステロイド外用薬により、炎症を食い止めることが出来ます。

但し注意しなければいけないこともあります。これを知らないと、ステロイド外用薬を使用した事により、更に炎症が酷くなってしまう原因となります。

ステロイドの長期使用

ステロイドの長期使用は不可能です。

医学的にも禁止されていますし、アトピーの悪化の原因にもなってしまうのです。

副作用の皮膚異常も起こってしまう場合もあります。

ステロイド外用薬を長期使用してしまうことで、人間の体で生成されている副腎皮質ホルモンの分泌量が低下してしまいます。

この副腎皮質ホルモンとは、天然のステロイドです。

ステロイド外用薬もこの副腎皮質ホルモンが元となっている薬なのです。

人間の炎症を抑制するために大切なものなのに、ステロイド外用薬を長期使用する事により、副腎皮質ホルモンの分泌量が減り、ステロイド外用薬の使用を辞めたときに、自分自身で炎症を抑制できず、酷い炎症に見舞われてしまうのです。

リバウンド現象と呼ばれることもありますね。

ステロイド外用薬による免疫抑制作用

ステロイド外用薬がアトピーの最善薬とされているのは、ステロイド外用薬による免疫抑制作用が有効であるからです。

免疫反応を抑制し、免疫反応による発症を食い止めることで、炎症を抑えています。

ところが使用しているうちに、免疫力が低下し、ステロイドの使用中断により炎症が起きた際、細菌の繁殖がみるみる起こり、炎症は酷く起こります。

浸出液も増え、細菌の増殖を食い止めなければ、物凄く酷い炎症を通り越し、黄色ブドウ球菌やヘルペスウイルス、白癬菌などによる合併症にまで発展します。

ステロイドを有効活用し、炎症を食い止めるためには

では、アトピーの炎症を食い止めるためのステロイドを有効に活用し、炎症の起こらないは肌を手にするためにはどうした良いのかということについてです。

ステロイド外用薬の使用方法を守る

ステロイド外用薬の使用方法を守るということは、物凄く大切です。

自己判断などから、過剰に使用したり、長期使用を行ってしまったり、勝手に使用を中断し、更なる酷い炎症を引き起こしてしまっていることがあります。

医師の指導に基づき、ステロイド外用薬を正しく使用する事が大切です。

ステロイド外用薬を中断するときは

ステロイド」を中断するときは、医師の判断により、炎症が完全に治まり、使用しなくても良いと言われた場合です。

また、長期使用を避けるため、ステロイド外用薬から、プロトピック軟膏などに変わり、炎症をしっかりと抑える治療になることもあります。

薬による炎症がおさまったら

薬を使用し、炎症がしっかりと治まると、医師のからも使用を中止して良いと言われます。

しかし、ここで、炎症がおさまったからといって安心してはいけません。

次は炎症が起こらない状況を作らなければいけないのです。

必要なことは、炎症が起こるメカニズムを知ったあなたなら検討がついているかもしれません。

  • 免疫機能の正常化
  • 副腎皮質ホルモンの分泌を促す
  • 外部からの原因物質の侵入を防ぐ

という事になります。

免疫機能を正常化するためには

免疫機能を正常化するためには、腸内環境を整えることが大切です。

腸内の周囲には免疫系が集まり、「腸内環境」を整えることで、免疫機能が正常となり、過剰な免疫反応が起こらなくなったり、免疫力により肌を守ることが出来ます。

副腎皮質ホルモンの分泌を促す

副腎皮質ホルモンの分泌を正常に促すためには、十分な睡眠・ストレスの軽減・バランスの良い食事(特にビタミン類の摂取)が効果的です。

副腎皮質ホルモンの分泌を促すことが出来れば、自分の肌に起こる炎症を薬の力を借りることなく抑えられるようになります。

外部からの原因物質の侵入を防ぐ

外部からの原因物質の侵入を防ぐために、アトピーの炎症により壊されたバリア機能を修復する必要があります。

肌に不足している水分やセラミドの補給などが必要です。

保湿ケアを入念に行う、肌の水分やセラミドを逃がさない為の生活を行い、バリア機能を取戻し、原因物質の侵入を防ぎます。

また、原因物質は肌からだけではなく、呼吸や粘膜からも侵入します。

自分の原因物質を多く侵入させてしまう環境を改善し、原因物質を避ける生活が必要です。

アトピーが完全に治るまでの炎症

アトピーの炎症を薬で食い止め、体質を改善していく過程でも、炎症が起こることはあります。

すぐに免疫機能が整い、副腎皮脂ホルモンの分泌が十分になり、肌のバリア機能が正常化するわけではありません。

毎日続けて改善していく必要があります。

そのため、一度薬により炎暑を抑え、改善していても、炎症が起こってしまう事はあります。

ここでステロイド外用薬を使用すると、ステロイドに依存してしまうのではないかと心配してしまうかもしれませんが、使用すべきです。

毎日の努力のおかげで、アトピーの炎症は酷くなりにくくなっています。

徐々にステロイド外用薬を使用する量も期間も減っていきます。

ステロイド外用薬は一度にスパッと辞めるのではなく、徐々に少なくしていくと大きなリバウンドが起こることなくやめられます。

自分自身、アトピーになりにくい体を作りながら、ステロイドを上手く使い、アトピーの炎症に苦しまない体を手に入れるのです。

まとめ

アトピーの炎症は、原因物質の侵入から始まり、侵入を防がないため炎症はどんどん悪化してしまうのですね。

そこで酷い痒みに襲われ、掻いてしまうことで、アトピーの炎症が酷くなります。

悪化への負の連鎖が始まってしまうのです。

細菌などの影響まで受けてしまいます。

アトピーの炎症を早期で食い止め、原因物質をさけ、原因物質に振り回されない体造りが大切です。

アトピーの炎症が起こる原因を知ることで、完治のために必要なこと、すべきことがよく分りましたよね。