アトピーの治し方

アトピーに漢方は効果的!?正しい使い方とおすすめの漢方薬!!

漢方薬

ステロイド治療、保湿ケア、生活習慣の改善。

アトピーの治療は大きく言うと、この三つに分けられますが、もう一つの選択肢があります。

それは、漢方です。漢方薬によるアトピーの治療です。

アトピーの改善のために、漢方が良い味方をしてくれることがあります。

漢方の力を借りることで、より早くアトピーを治すことが出来ます。

そこで今回はアトピーを改善するために漢方を使用する場合、どんな風に漢方薬を活用するのか、オススメの漢方、気を付ける事などをご紹介していきます。

漢方薬とはそもそも何なのか

漢方とは

漢方薬とは、長い歴史を持つ中国発祥の伝統医学です。

日本に伝わって以降、日本人の体質に合う様に様々な研究が成されて来ました。

様々な効能を持っ、植物から動物、さらには鉱物の素材を、巧みに配合して作り上げた生薬をブレンドしたものが漢方薬です。

効能は生薬の種類により千差万別ですが、基本的には体のバランスを整え、体質を改善し、人間の体が本来持つ細胞の再生能力や免疫力を正常化するというのが主になります。

天然の成分だけを利用するので、副作用や刺激が無いというのも大きな特徴の一つです。

さらに、生薬の種類によっては、効果が実感できるまでの期間が非常に短いものもあり、病気の治療において、いわゆる病院で処方される薬や薬局で買える薬に並ぶ、もう一つの選択肢と言えるかと思います。

漢方を使用すればアトピーへの薬は要らない?!

アトピーを治すために漢方を使用すれば、ステロイド外用薬を使用しなくても良いというのは間違いです。

ステロイドをすぐにでも辞めるために漢方による治療を行うというのは無理です。

アトピーへの漢方治療ですが、西洋医学に基づくアトピーの炎症を抑えるためには、やはりステロイドや消炎剤などを使用するという治療法は漢方医学でも必要だとされています。

しかし、なぜ漢方を導入するとよいのかというと、ステロイド外用薬と併用していくことで、ステロイド外用薬の使用量を徐々に減量することが出来るからです。

最終的には「ステロイド」外用薬の無い生活を手に入れることが出来る場合もあります。

また、ステロイド治療中でも襲われるアトピーのかゆみや痛みや赤みなどを抑制できるため、ストレスなくアトピーと付き合っていくことができるようにもなります。

生活習慣の改善も必要

ステロイド外用薬を使用し、漢方も使用し、薬だけでアトピーを治そうと思うのは間違いです。

漢方も併用するのだからと安心し、基本的な体の調子を整える生活習慣に気を使わなければ、アトピーの悪化は免れません。

漢方の力も治療薬の力も借りますが、自分自身が体の状態を整えるための生活習慣を整えること、アトピーの原因となる悪化因子を避けることはものすごく大切です。

漢方治療を取り入れるメリットとは?

西洋医学に基づく、ステロイドなどの薬での治療は効果が早く確実に症状が抑えられます。

しかし、ステロイドなどの薬での治療は炎症をいかに早く抑えられるかという事に重要視されているため、根本的にアトピーにならない体づくりには向きません。

体の中からアトピーになりにくい状態を作る、体の状態を変えてアトピーを治すという事が、漢方治療を取り入れるメリットですね。

アトピーに漢方って本当に効果あるの?

漢方的にアトピーの事を見ると、第一に考えられるのは気の不足と言うものに当てはまります。

気(エネルギー)が不足している事により、乳幼児期のアトピーの発症があるのです。

しかし、気が十分に補給できるようになる小学生くらいになると、乳幼児期のアトピーは完治することが多いのです。

大人になってからアトピーが発症したという場合や遺伝的ではなく後天的にアトピーが発症したという場合も、普段の生活の中で、摂取すべき栄養が足りない、消化吸収に問題があるなどという影響で、気の補給が十分に行うことが出来ず、その結果全身へ運行すべき血や水が滞るため、アトピーが発症してしまうのです。

さらにアトピーの原因となるハウスダストや「ダニ」、紫外線や不摂生、生活環境や細菌、感染などは全て漢方的に見ると六淫(風・寒・熱・湿・熱・燥邪)というものに当てはめて考えることが出来るのです。

気や血や水、六淫を基準にアトピーの事を考えることができるということは、漢方による対処が行えるということで、アトピーに漢方は有効であり可能であるという事が分ります

アトピーにおすすめの漢方って?

温清飲

アトピーにおすすめの漢方をご紹介したいところですが、実はアトピーの症状に応じて使用すべき漢方薬は異なるのです。

そのため、アトピーが治る漢方薬はコレ!というものはありません。

症状に応じた対処のできる漢方を使用する必要があるのです。

症状に応じた漢方は様々で、アトピーの患部がジュクジュクするタイプなのか、乾燥してカサカサするタイプなのか、気が十分に足りているのか、血の流れは正常なのか、水は足りているのか、巡っているのかなどで変わってきます。

ジュクジュクしたアトピーの場合

ジュクジュクしたアトピーの場合は、主に消風散や竜胆瀉肝湯、越婢加朮湯、などが処方されることが多いです。

特に消風散は夏にアトピーの症状が悪化する場合に用いるとよいと本などにも記載されています。

リンパ液や膿などの分泌物が多く、表面に分泌物が固まったかさぶたが出来やすい時も使用されます。

越婢加朮湯は消風散だけでは足りないほどに、皮膚が腫れ、皮下に水が溜まってしまっているようなほどジュクジュクするタイプに使用されます。

カサカサしたアトピーの場合

カサカサと乾燥したアトピーの場合は、温清飲と言う漢方薬が主流です。

温清飲は四物湯という熱性の漢方と黄連解毒湯と言う冷性の漢方が1対1の漢方薬です。

例えると、熱いお湯に冷たい水を加え丁度よい温度にするというような漢方です。

四物湯と言う漢方は血のめぐりを良くしたり、血の質をよくしてくれます。

アトピーの乾燥は血のめぐりがわるいという考えの元です。

しかし、それだけでは血流の流れが良くなることで、アトピーの患部が赤くなったり熱を持ち、悪化してしまいます。

そこで黄連解毒湯により、四物湯の温性を緩和し、アトピーの患部自体も冷やしてくれるため、相乗効果でアトピーの改善に効果を発揮します。

その他漢方

その他アトピーの治療に使用される漢方としては荊芥連翹湯や柴胡清肝散などがありますが、どちらにも温清飲が配合されています。

アトピーに使用される漢方には、ほとんど温清飲が配合されているという特徴があるのです。

温清飲+いくつかの生薬により構成された漢方が使用されます。

アトピー治療に使用される漢方の代表は温清飲ですね。

アトピーに効く漢方は塗り薬もある

アトピーに処方される漢方は飲み薬だけではなく塗り薬もあります。

「紫雲膏」というもので、殺菌効果や抗炎症作用、血行促進作用があり、アトピーに効果的な薬として使用されることが多い薬です。

関連記事:アトピーに紫雲膏は効果ある?副作用はあるの?

アトピー治療のための漢方、注意点は?

只今アトピーの状態ごとに使用される漢方をご紹介しましたが、ご紹介した漢方を使用することで、赤みやかゆみが増し、別の漢方を使用し、温性の効果が強ければ冷性の漢方を・・・などという細かい調整が漢方治療には大切です。

そのため漢方薬は市販で販売されているものもありますが、自らの判断で使用すると悪化の原因となる可能性がかなりあります。

漢方薬局への相談

そこで漢方治療をしたいという場合は、漢方薬局に相談すると良いです。

実際に近くにある漢方薬局に相談しても良いですし、医心堂薬局と検索すると、インターネットでも漢方を購入することが出来たり、症状や体質に合う漢方薬を処方してもらうことが出来ます。

無料相談もあるのでかなり役立ちます。

病院での漢方併用

皮膚科によって異なりますが、中には漢方治療を併用している病院もあります。

もし漢方治療もおこなっているのであれば、漢方治療も取り入れたいという相談をすれば症状や体質にあった漢方を処方してもらうことが出来ます。

また、漢方治療を行っている病院を新たに開拓するのもおすすめです。

アトピーが漢方で治るのはどのくらいかかる?

漢方治療の特徴でもありますが、西洋医学に基づく治療に比べて、効果は穏やかです。

服用したからといってすぐに効果が出る、何日くらいで効果がでるというものはありません。

漢方薬は飲みつづけることで効果が得られるものです。

しかし、個人差があり、症状や体質、生活習慣などにより、効果が出る期間は人によってかなり差があります。

これだけは言えるのは、続けていることで効果を得ることができます。

飲みつづけるという事が大切です。

まとめ

最善
  • アトピー治療に漢方は有効
  • 気・血・水・六淫にあてはめ、アトピーの治療を行う
  • アトピーの症状に応じた漢方を使用することが大切
  • 市販の漢方を自己判断で取り入れるのは悪化のリスクあり
  • 漢方薬局への相談や漢方治療を行っている病院による処方で取り入れましょう

アトピーにとって漢方は頼りになる救世主となってくれることがあります。

ステロイドの量を減らしていきたい、炎症を抑えるだけではなく体の中からアトピーの根本的部分を改善したいなどという気持ちがあるときは、漢方治療を取り入れてみることをおすすめします。