長引く脂漏性皮膚炎、副作用の少ない漢方で自然治癒力を呼び起こせ!!

脂漏性皮膚炎と漢方1
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皮脂は皮膚にとってバリアの機能を果たす重要な役割があり、常にその微妙なバランスで保たれています。少しでもそのバランスが崩れ過剰に分泌されてしまうと、皮脂が原因となって脂漏性皮膚炎という皮膚炎を起こします。

その聞きなれない皮膚炎、実は働き盛りの男性が陥りやすいんです。どんな点に落とし穴があるかなどを少し紹介しますね。

脂漏性皮膚炎ってなんなの?

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まず脂漏性皮膚炎という病名知っていますか?

おそらく頭の中には「???」が並んではいないでしょうか。堅苦しい感じの病名ですが、この病名からなんとなく「脂」が関わっていることは想像つきますよね。

「脂が漏れることによる皮膚炎」その名の通り、頭の生え際に沿った部分や眉間、耳の後ろ、鼻の周囲といった皮脂腺の密度が高く脂漏部位と呼ばれて皮脂が多く出る部分にできる湿疹を脂漏性皮膚炎といいます。

はっきりとした断定できる原因はまだ分かっていないようですが、代謝異常で過剰に分泌された皮脂に対するアレルギー反応から起こることや、皮脂の分泌が原因で増殖したカビ(真菌)の関連が認められています。

どちらの場合であっても皮脂が過剰に分泌されテカテカになりやすい脂ギッシュ人に起こりやすい皮膚炎だと思ってください。

脂漏性皮膚炎が起こる時期もだいたい決まっていて二通りあります。まずは皮脂が過剰に分泌され始める生後三ヵ月ごろまでの赤ちゃん、あとは思春期以降でその中でも主に30代から70代の脂の乗った働き盛りの中年男性に多い傾向があります。

症状はある日ドッと現れるわけではなく、徐々に徐々に脂漏部位に現れます。一見ひどい乾燥肌?!と思うような皮膚の落屑(らくせつ)や赤みが出てきます。それに伴ってかゆみも出てきますがかゆみの程度は人それぞれ。

あと症状として代表的なのが「フケ」です。もしフケが気になっていたり、長引くフケに悩んでいるならもしかすると脂漏性皮膚炎の軽い炎症や、脂漏性皮膚炎の予備軍である可能性があります。

脂漏性皮膚炎の原因は

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最近、脂漏性皮膚炎とカビとの関係性が認められています。皮脂をエサとするマラセチア菌によって分解された老廃物が皮膚を刺激して炎症を起こします。このマラセチア菌とは皮膚に潜む常在菌でカビの一種です。

どんな人の肌にもこの菌は存在し普段はまったく悪さをしない菌ですが、皮脂が大量に分泌されたときに、エサが増えたマラセチア菌までもが増殖しこのような皮膚炎の原因になってしまうのです。

脂漏性皮膚炎の原因がマラセチア菌によるものなのかを調べるには皮膚科を受診する必要があります。皮膚の一部を採取しその中に真菌の存在が確認できればマラセチア菌による皮膚炎だと断定できるのです。

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この原因さえ特定できれば、治療法までが一気に明確になるのでこっちのもんですね。

こんなことを簡単に言ってはいますが、脂漏性皮膚炎の症状自体が年齢相応の皮膚の状態と勘違いして見過ごされていることが多いのです。それに働き盛りの男性はまずフケごときで病院に行かないですよね?!

よほどのフケじゃない限り、平日に有給を取って病院なんか行けるはずもありません。

この仕事に忙しい年代に多く起こる皮膚炎だからこそ見落とされがちに。「最近ちょっとフケ多いな~」なんて人は要注意!! 気づいていないだけで大量に増殖したマラセチア菌を飼っている人、実は多く存在します!!

脂漏性皮膚炎の治療法

治療法はマラセチア菌を撃退する真菌剤の治療がマストです。

ですが脂漏性皮膚炎は一度発症してしまうと完治までの時間のかかる超やっかいな皮膚疾患。強力なステロイドを用いた抗菌治療だと効果はあるが、治療が長引くほど副作用の影響が出てしまいます。

脂漏性皮膚炎の治療は長引いてしまうことを前提に、「効果」と「副作用」のバランスを考えながら治療する必要がある病気です。そんなときでも比較的安心して使うことができるのが「漢方」です。

ぶっちゃけ漢方には抗生剤のような即効性は期待してはいけません。すぐに効果を実感できるものではなく、長期間服用することで徐々に効果を感じるもの。

まず漢方は「薬」と思う考え方を一度取っ払ってしまいましょう(笑)

「漢方は効かない」ではなく漢方と薬とはまず“治し方”が違うので効果の出方に差があるのは当たり前。漢方は病気が起こる原因を改善し、病気が起こりにくい体質に導いてくれるものです。

体の自然治癒力を呼び起こすものと思ってください。じっくりと体質を戻し漢方を続けていくことで病気の再発にも効果的です。

脂漏性皮膚炎に効果のある漢方

  • 味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)ツムラ⑥

効果:抗菌作用、消炎作用があり顔や眉間、頬などの炎症やかゆみを解消させる効果がある。体を温めてむくみを取り皮膚症状を改善する

  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)ツムラ⑮ 

効果:熱を冷ます働きがあり炎症を抑える効果のある漢方で、体の赤みや皮膚のかゆみを伴う病気に使われる

まとめ

  1. 皮脂腺の密度が高く、脂漏部位と呼ばれて皮脂が多く出る部分にできるものを脂漏性皮膚炎という
  2. 皮脂の過剰分泌により、皮脂をエサとするマラセチア菌が増殖し脂漏性皮膚炎の原因となる
  3. フケやかゆみを伴った皮膚の赤みが症状としてでるが、この症状を軽視して病院に行かず脂漏性皮膚炎に気づいていない人は実は多く存在している
  4. 長引く治療には副作用の少ない「漢方」を取り入れてみると良い。漢方は病気の原因となる根本的な体質改善を行うので再発防止にもなる

脂漏性皮膚炎の症状をあまり気にせず過ごしていると、気になり始めたころには重症化しているなんてこともあります。仕事が忙しい男性ほど見過ごしてしまい、重症化しやすい皮膚炎です。

もしフケやかゆみを伴った皮膚の赤みに心当たりがあるのなら、手遅れになる前に皮膚科を受診しましょう。長引く治療で副作用が気になる場合は、自分から一度漢方を提案してみても良いと思います。

ですが、漢方は効果を実感するまでに最低半年近くは根気よく続ける必要があります。これを続けることが出来る人には最適な治療ですが、効果をすぐに求めがちな「せっかちさん」にはちょっと不向きか?!(笑)

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