脂漏性皮膚炎の赤みでつらいあなたへ!!その対処方法間違ってない!?

皮膚科医
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脂漏性皮膚炎に限らずアトピー性皮膚炎などが顔などに発症するとこの赤みが出現します。

そうして赤ら顔と呼ばれる状態になります。

思春期の子供や、女性の方などはものすごくこの赤ら顔が嫌だという人が多く、病院に来た際には「この赤ら顔を何とかしてほしい。」という声を多く聞きます。

ではこの赤身はなぜ起きてしまうのでしょうか?

脂漏性皮膚炎の発生原因

注意

 

脂漏性皮膚炎は、マラセチア菌といわれる菌が原因で発症します。

この菌が皮膚に悪さをして、炎症を引き起こすことで生体は菌をやっつけるために大量に白血球などを放出します。

当然、傷などの部位にはたくさんの菌がいますのでその菌をなるべく早く全滅させるために血流量を多くして大量の白血球を運搬しようとします。

その結果、毛細血管内の血流量が増加していき、発赤という症状が皮膚に出現します。

余談ですが、医学的には炎症が起きた際の兆候が、腫脹・疼痛・熱感・発赤の4つと言われており、これはケルススの4兆候といわれます。

話に戻りましょう。

菌が悪さをする範囲が広ければ広いほど毛細血管は遠くへと白血球やマクロファージを運搬していく必要があるために血流量を増やしていきます。

そうすると全身性に発赤が出現することがあります。

時間とともに本来は症状が消失していきますが、菌の数が多すぎたり別な合併症などを発症した場合には長期戦となります。

赤みへの対処方法

不思議

基本的に赤身などが出現した場合には、重症度に応じて治療方法が異なります。

軽症で発症間もない場合には、脂漏性皮膚炎では抗菌薬を使用して原因を治療して赤身などの症状治療も同時に行うことがあります。

しかし、あまりにも症状が進行してしまい皮膚が落屑し真皮まで到達してしまっている場合にはステロイド外用薬などを使用していったんは対症療法を行っていきます。

そうして症状が一度落ち着いてから、原因となるマラセチア菌の除菌を行っていくために抗菌薬を使用していきます。

ここでよく間違われる方が多いのは、ステロイド薬で治療を行って症状が改善すると完治したとそれ以降は通院しなくなってしまうという人です。

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これは重大なミスです。

ステロイド薬は細菌を殺したりする効果はなく、あくまでも症状に対する対症療法の一環として使用されるだけです。

そのためいったんは赤みが消失したとしても皮膚にはマラセチア菌が残っており、しばらく日数がたってから再度、症状は出現します。

また、ステロイド薬は非常に薬効が強い薬の一種です。

そのために、長期間の使用は体への負担が大きいためにお勧めはできません。

なので、ステロイド薬での症状に対する治療が終わったもそれで終わりだとは思わずにもう一度通院していき今度は原因治療をしっかりと行っていきましょう。

その赤みはにきび?脂漏性皮膚炎?アトピー?

驚き

これらの病気はどれも赤み(発赤)を特徴とする病気です。

そのために素人の判断では診断は難しく、誤って違う薬を使ってしまうと症状をさらに進行させてしまい重症化させてしまうことがあります。

特に乳幼児の場合は、脂漏性皮膚炎をはじめアトピー、アレルギー性皮膚炎など赤みを症状とする病気の発症が非常に多いです。

そのため、もしも赤みを特徴とする症状が出現した場合には必ず皮膚科ををはじめ医療機関を受診することを忘れないでください。

早期に正しい治療をすればいずれの疾患も、悪化することなく完治させれるものもあります。

私が病院でよく見る人としては、「赤みが出ていましたが、ニキビだと思ってこなかったら悪化して…」「前も同じ症状が出たのでその時の薬を使ったら悪化して…」などという人が非常に多いんです。

そういわれてみると私自身も赤みが出現しても「ニキビだろう」などと勝手に判断して至難のニキビ治療薬を使用して症状を悪化させてしまったという経験もあります。

病院へ行くと病院代も高いですし、あまりかかりたくないのですが悪化して多くの治療が必要になってから行くほうが病院代は間違いなく高額なものになります。

初期段階でいけば、ドラッグストアーで薬を買うぐらいの代金で医師の治療を受けることができ、専門家の判断のもとで適切な薬が出される。

そうやって考えてみると、病院へ行ったほうが絶対にお得なんです。

診察を終えた患者さんは「早く来ればよかった。」とみんな口を合わせたかのように言っていきます。

そうなってしまってからでは、後の祭りです。

自分の体に異常が出たら、すぐに病院へ行く習慣を身につけましょう。

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