脂漏性皮膚炎の原因とは!?原因を突き止めて完治を目指そう。

皮膚科医
スポンサーリンク

「フケみたいなものが落ちてきて、いやだ。」そんな経験をした人は少なくはないと思います。単純なふけならばいいのですが、どんなことをしてもなかなか治らない…それはもしかすると脂漏性皮膚炎かもしれませんよ。

脂漏性皮膚炎の原因

殺菌

以前までは脂漏性湿疹ともいわれていました。

この病気の発症は、日本人に多く欧米人には少ないといわれています。発症する原因として考えられているのは、食事、生活環境、年齢・体質、などと言われていますが絶対とは言い切れない部分があります。また人種によっても異なり、発症率も異なってきます。

それでは一つずつ原因を見ていきたいと思います。

食事

健康食

脂漏性皮膚炎の発症には、食事が大きく関与していると考えられています。

特にトランス脂肪酸と言われる脂分が原因と言われています。

トランス脂肪酸はお肉や、マーガリン、ピーナッツなどに多く含まれています。日本ではこのトランス脂肪酸は規制されるなどはありませんが、欧米では心疾患をはじめ様々な疾患の原因になるとして1日の摂取量の規制対象となっています。

そのため海外では、食品中にどれくらい含まれているかなどの成分表示を行うようにと行政から指導がなされているくらい厳しいのが現実です。

このトランス脂肪酸は消化するのに時間がかかるため、体内に取り入れすぎると取り込めない分は強制的にあらゆる経路から体外へ排出しようとします。その結果、皮膚や頭皮などから皮脂の分泌が多くなりその脂分で脂漏性皮膚炎の原因菌である、マラセチア・フルフルが増殖していくことで発症してしまいます。

トランス脂肪酸の取りすぎは、このマラセチア・フルフルの繁殖を促進してしまうので摂取には十分に注意が必要です。

とはいえ、日本ではそこまで厳しい制限などは設けられていませんし病院などでも指導されることはほとんどありません。そのため日本人の場合は気にすることなく生活し、発症を経験してから気が付くというのが多いようです。

スポンサーリンク

ではでは、トランス脂肪酸はどれくらい摂取するといいのでしょうか?

農林水産省の公表では、日本人の1日の摂取カロリー1900㎉の1%にすることが望ましいとされています。

日本ではトランス脂肪酸よりも、塩分のほうが危険だと考えられており日常生活でも浸透しています。

今回のこの記事をきっかけとしてトランス脂肪酸を減らすようにしてみるのもいいかもしれません。

環境的要因

この脂漏性皮膚炎は、前述した食生活に起因して発症しますが、環境も大きな発症因子の一つなんです!

例えば、マラセチア・フルフルは皮脂がなければ繁殖したりはしませんが室内の湿度が低下していたり、乾燥肌体質の人の場合は人間の体が自然と乾燥から皮膚を守るために皮脂の分泌を増やしていきます。

そのため冬になったりするとこの脂漏性皮膚炎の発症が増えたりもします。

脂漏性皮膚炎の発症を予防するのであれば、まずは肌の乾燥を防止することが必要になります。

最近では加湿器の使用などによって皮膚の乾燥を防ぐという手段や、皮膚に乳液や保湿液を塗布して乾燥を防ぐといった手段があります。

年齢

脂漏性皮膚炎は年齢によっても発症しやすさがあります。

例えば思春期の時期には代謝活動の影響、ホルモンの変化などで皮脂の量が増加しやすいです。そのため中学生時代を境にして、ニキビなどで悩む人も増えます。

ニキビも皮脂を餌にして増殖するアクネ菌が原因と言われており、同じく脂漏性皮膚炎の原因となるマラセチア・フルフルも皮脂を餌にして増殖していきます。

ましてや思春期は頭からフケ様のものが落ちてきたりするとものすごく気になる時期です。

私自身も中学生時代に脂漏性皮膚炎を発症しましたが、ものすごく気になり1日に2回ほどお風呂に入っていました。そして服の肩の部分にフケが落ちていないかなどを確認したりしていたものです。

まとめ

脂漏性皮膚炎の発症は、様々な原因によって引き起こされます。年齢や食事、生活環境、人種など驚くほど発症原因はあります。

そのため、「自分は脂漏性皮膚炎かな?」と思い当たる節がある人は自分の生活環境をはじめ食事などを見直してみる必要があります。

病院で脂漏性皮膚炎と診断されて薬での治療が開始となっても、薬によっていったんは症状をコントロールすることができますが、根本的な原因を除去しなければ何度も再発を繰り返してしまいます。

一つ一つの原因を探っていきながら完治を目指していきましょう。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です