接触性皮膚炎と陰部

接触性皮膚炎と陰部1
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皮膚炎が陰部に発生することも少なくはありません。

ここでは陰部に発生する皮膚炎について実例を紹介しながら解説していきたいと思います。

<性病ですか?>

接触性皮膚炎と陰部2

ある時の外来で「子供の陰部にただれが出来ているんです。性病ですか?」と高校生の男の子と来院された親子がいました。

話を聞いていると症状が出現する前の日にセックスをしていたとのことでした。

それを聞いたら確かに性感染症(STI)を疑ってしまうのも無理はありません。

私自身も問診を聞いたときに、可能性としては否定が出来ないと考えていました。

実際に診察が始まりいろいろと詳しい話を聞いていると、どうやら性感染症の疑いが低いという事が分りました。

原因の一つとしては、性交渉時に使用したコンドームが原因となっているのではないだろうかと考え、実際に使用したコンドームを見ると潤滑剤に反応して症状が出現したことがわかりました。

また、その子はオナホールを使用していたこともありそれに使用した潤滑剤でも同じ症状が出現したことがあったとのことでした。

このようにして性感染症から身を守るために使用している道具で皮膚炎を発症してしまう事もあります。

<自慰行為での皮膚炎>

高校生や学生に多いのですが中にはオナホールなどを使用したことによる接触性皮膚炎もあります。

オナホールの成分としてはゴムやシリコンなどが多く、それらが陰部に触れることで刺激となってしまい皮膚炎を発症することがあります。

また稀ではありますが、射精した精子が長時間陰部に付着する事でそこから皮膚炎を起こす人もいます。

精子が付着したことで、そこが細菌などの繁殖に最適な場所となり感染症から皮膚炎を発症する事もあります。

しかし陰部の皮膚炎はなかなか受診行動をとらない人が多く、ほとんどの人の場合は中症か重症になってから通院してくるという人が多いです。

原因としては簡単で、陰部という特殊な部位だからです。

陰部に何かただれや、発赤などの症状が出現すればまずは思い浮かべる症状としては性感染症などであることから恥ずかしさなどがあり受診を控える人が多いです。

しかしそれが悪影響となり、陰部全体に症状が広がるなどという事もあります。

<皮膚炎の放置>

接触性皮膚炎と陰部3
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陰部というのは細菌が繁殖しやすい場所です。

特に排泄などを済ませたりすると、排せつ物が少なからず皮膚に付着しています。

それらを住み家として細菌が繁殖してしまい、例えば皮膚炎症状が出ている部位にそれらの菌が付着してしまう事で感染症となり、接触性皮膚炎ではなくなってしまう事もあります。

なので皮膚炎を放置してしまう事は本当に危険な状態と言えます。

<対処方法>

陰部というデリケートな場所でのトラブルは、確かに人には話しずらい問題ですが、そこは頑張って話さなければなりません。

もしも医療機関で陰部の悩みを相談しにくいと言うのであれば、病院へ電話して外来の看護師へとつないでもらうことも出来ます。

そうする事で待合室で直接問診する事はありませんし、人に聞かれることはありません。

またある病院では、性感染症の疑いがある人は電話で事前に相談することが出来ます。

そして診察順番を最後に変更するなどしてできるだけ人と接触する事のないような工夫がされている病院もあります。

大きな病院だとどんなに工夫しようと人と接触してしまいますが、個人病院などで事前に予約して診察を依頼すれば、完全予約制のある病院では全く人と会わずに診察を受けることが出来るようになっています。

そういう制度をうまく利用しながら、自分の思いに沿った診察を受けることが出来るような医療機関を調べて受診するという方法もあります。

接触性皮膚炎と陰部4

<まとめ>

陰部に出現した接触性皮膚炎は、場所が場所だけになかなか相談しにくいという事もあります。

そのため受診率が低いというのが現状ですが、なるべくはそのような症状が出現した場合にはなるべ早く病院へいき検査をすることお勧めします。

もしも性感染症などであれば早期に治療しなければその後の人生に大きく影響してしまう事態となります。

自分の未来を守るという意味でも、性感染症なのか皮膚炎なのかの検査をしていく必要があります。

とはいえ若いお年頃の人の場合は、なかなか相談しにくいですよね。

もしも私の陰部に同じような症状が発症した場合には相談せずに放置するかもしれません。

しかし、どんな病気にも共通して言えることですが早期発見、早期治療が何よりも大切なこととなります。

 

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