接触性皮膚炎とステロイド

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ステロイド薬と一般的に言われて、様々な治療で使用されていますが使い方を間違えてしまうと恐ろしいというのがこの薬の特徴ともいえます。

ここではステロイド薬について詳しく説明していきたいと思います。

<副腎皮質>

ステロイドを説明するうえで、この副腎皮質という臓器は欠かすことが出来ません。

副腎皮質とは、左右にある腎臓の上に帽子のようにかぶさっている臓器です。

そこからこの後説明する、糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドが分泌されます。

<糖質コルチコイド>

糖質コルチコイドは、いわゆるステロイドとして様々な疾患に使用されています。

基本的には抗炎症作用があり、免疫を抑制することにより症状を見かけ上改善することが出来ます。

例えば接触性皮膚炎などで炎症を抑えたいときに使用したりすることがあります。

<ステロイドを使用してはいけない例>

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ステロイドを使用してはいけない例としては、感染症が挙げられます。

以前、病院の外来でこんな患者さんがいました。

皮膚に炎症が出てきてかゆみを伴っていたため、その人は自宅にあったステロイド薬を使用しました。

しかしその人の皮膚炎の原因は細菌感染であり、ステロイド薬を使用したことで症状が悪化するといったことがありました。

このように感染症などで炎症が発生している場合、ステロイド薬は使用するのを避けるべきだと言われています。

ステロイド薬によっていったんは症状が軽減するものの、原因菌は残っているために時間が経つにつれて症状が再発していきます。

この現象の事をリバウンド現象と言います。

さらにステロイド薬の硬化としては前述したように免疫抑制作用があります。

細菌感染の場合は免疫作用を抑制してしまう事により、感染に対する防御機能が無くなってしまう事によって感染を進行させてしまいます。

先ほどの病院の外来を受診した患者さんもこのステロイドの免疫抑制作用によって感染が進行してしまい重症化してしまっていました。

特に高齢者の場合は、生体自体の免疫機能が低下することもあるためにステロイド薬の使用をお勧めすることはできないというのが事実です。

<ステロイド薬の持続時間>

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ステロイドには、天然糖質ホルモンのコルチゾールと合成ホルモンであるプレドニゾロン、デキソメタゾンがあります。

これらは成分によって持続時間がかなり異なりますので紹介していきたいと思います。

コルチゾールの作用時間は8~12時間、プレドニゾロンの作用時間は12~24時間、デキソメタゾンの作用時間は24~36時間となっています。

このようにして作用時間が長く、高齢者や幼児に使用する場合には副作用に注意する必要があります。

例えばデキソメタゾンを1回使用すると2日近く効果が持続するため病院や薬剤師からの指示をしっかりと守らなければ、体内での薬物濃度が上がってしまうため副作用の出現リスクが高くなってしまいます。

そのため、使用時間を守ることはとても大切になります。

<ステロイドの副作用>

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ステロイド外用薬は、皮膚から吸収されて全身に作用するため、効果の強いものを長く使用する事で、副腎機能低下などの全身性の有害作用を起こすことがある。

また長期間の使用などで使用部位の皮膚萎縮などの副作用が確認されています。

このようにステロイド薬の長期使用は副作用を伴うため使用する際は十分に注意が必要となってきます。

また乳幼児や高齢者が使用する場合や顔面に使用する場合は、皮膚からの吸収が通常よりも早いことを考慮したうえで、作用の強いステロイド薬の使用を避けるようにする必要があります。

<まとめ>

ステロイド薬はいまだに使用頻度の高い薬です。

病院などに行くとあまり知識のない先生だとすぐにステロイド薬を使用したりすることも珍しくはありません。

そのためステロイド薬の知識を習得していき、自分に処方された際にその薬がどれくらいの強さで副作用はどんなものがあるのか?長期間使用する事でどんな作用があるのかなどをしっかりと理解しておく必要があります。

そうして医師に対してその薬をなぜ使用するのかなどを質問していくことも大切になります。

最終的には、医師が処方する薬を100%信頼するのではなく自分でも疑問を持っていき、その薬が正しいかどうかを判断する必要があります。

そうしていき、自分のことを守っていくという事もこのステロイドを使用する際には大切になっていきます。

そのためにはこの記事などを見て正しい知識を身に付けていってほしいと思います。

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