手指のアトピー、湿疹、水泡との戦いから得た私の対策法

手指
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私の手指にアトピーが現れたのは、小学生の時でした。

その頃は、何故か数ヶ月たつと自然に症状は無くなったのですが、十年ほど前、私が20歳の頃に、アトピーは何の前触れも無く再発し、それは消えることはなく、今でも悩まされています。

今回は、アトピー再発当時、素人考えで大変な目にあった体験を記したいと思います。

少しでも見ていただいた方の参考になれば幸いです。

アトピーに熱いお湯をあてるという、最悪なその場しのぎ

手にアトピーや水泡

手指のアトピー、湿疹、水泡に50度くらいの熱いお湯をあてると、想像を絶する程の快感と共に痒みが嘘の様に消えます。

皮膚科の先生に相談したところ、同じ相談を何度も受けた事があるとの事。

しかしこの行為、経験者なら解ると思いますが、絶対にやってはいけません。

痛い皮膚を掻き毟ると当然、傷になります。

しかし、熱いお湯をあてるという行為は傷にならずに、しかも嘘のように痒みが消えていくので、発見した時は「アトピー必勝法発見」とばかりに浮かれましたが、もちろん、落とし穴があります。

まず、皮脂が奪われ、患部が驚くほど水分を奪われます。もうカサカサになります。

皮脂が奪われるという事は、バリア機能が無くなるという事です。皮脂を失い無防備になった皮膚は、後で爆発的な痒みを誘発します。

その痒みに負けて、再び熱いお湯をあて、さらに指を痛めつける。

そうなれば負のループの完成です。

また、お湯をあてている時に訪れる、言い知れない快感も負のループに拍車をかけてしまいます。依存と言っても大袈裟では無いほど、脳が熱いお湯を求める様になってしまいます。

私の場合は、皮膚の痒みが頭をもたげると同時に「お湯をあてる快感」を想起するという、パブロフの犬状態となってしまいました。

当然、悪化の一路をたどり、患部はもはや目を背けたくなるほどボロボロになりました。

一部では、熱いお湯をあてる事による「ヒートショックプロテイン」なるものでアトピーが治るという話を聞いた事もありますが、私の場合は全くありませんでした。

そうして悪化した患部が、私生活を脅かすレベルへと深刻化するのに、さほど時間はかかりませんでした。

アトピーの指が突然、グローブのように腫れ上がる

指がグローブ

痒くなったらお湯をあてる、という行動を繰り返すうち、指が赤く腫れたような状態になりました。

普段は平気なのですが、お湯をあてた後、数時間ほど皮膚が赤く、風船のように少し張った感じになるのです。

最初こそ違和感を覚えてましたが、怖いもので、土台アトピーになっているので、少々の異常は呑み込んでしまうのです。

「アトピーなので、こういうこともあるのだ」というノン気な着地を私の場合はしてしまっていたのです。

そうして、2週間ほどたったある日、私の手は突如、野球のグローブのように腫れあがってしまったのです。

カフカは、ある朝目覚めると虫になっていた、という奇想天外な小説を書いていたけども、私の手は朝起きたらファーストミットになっていたんである。

腫れあがった手は、肩より下げると、ジンジンと痺れる。常にキョンシーの様に、腕を伸ばし、肩より高い位置にしていないと、どうにもならないのである。

これはマズイと直感した私は、皮膚科より先にバイト先のコンビニに電話をした。5連勤の初日だったのである。

「どうしても無理?」

タメ息を吐く店長に、私は

「手を肩より上に上げてればなんとかなります」

と答えた。

小心者だったんである。当然、そんな状態では無理だろうと、店長は休みを与えてくれた。

「お湯あてちゃってたら、そりゃこうなっちゃうよー」

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皮膚科の先生は、僕の手を見ながら、そう言った。熱いお湯を慢性的にあてる事によって、炎症に対抗する物質が無くなってしまったのが原因かもしれない、と先生は語った。

とにかく、熱いお湯をあてるのをやめて、日頃から薬を塗り、かゆみが来たらとにかく我慢しなさい、というのが先生の唯一教えてくれた対処法だった。

アトピーの痒みを我慢する方法を模索する日々

般若心経

お湯をあてるのを止めると、手のグローブ状態は翌日には治まったが、身をよじるような痒みは依然として両の手で疼いている。

私を診てくれた先生は、飲み薬の痒み止め等は処方してくれなかった。

あくまで、ステロイドの軟膏だけを処方し、痒みは我慢して克服しろ、というかなりスパルタな人だった。

熱いお湯をあてる、という痒み克服方を失った私は、とにかく新しい方法を模索した。

最初に行ったのは、とにかく違う事を考えて、痒いという意識をかき消すという、なんのヒネリもない方法だった。

御察しの通り、無理でした。アトピーの痒みというのは、おそらくどんな文豪でも容易には表現出来ないのではないかというほど狂おしいものがある。生半可な事では、アトピーの痒みからは逃げられないんである。

続いて試した方法は、痒みに襲われた時、その痒みを超えるほど太ももを痛めつけるという方法だった。

キテレツ大百科の 勉三さんが、受験勉強の睡魔に対して行った行動と全く同じ発想である。

勉三さんが睡魔に勝ったかどうかは覚えていないが、私が痒みに勝つ事は無かった。

それから、自己催眠をかける為に毎日鏡に向かって「手が痒くない」と唱える日々を過ごし、それも無駄に終わった。「手が痒くない」という意識は手が痒い証明である。むしろ逆効果であったような気さえする。

瞳を閉じて般若心経を唱える、という方法も試した。高校時代に何故か毎朝ホームルームで唱えさせられた般若心経が、人生で初めて役に立つと息巻いたが、効果は無かった。そもそも、そういうものでは無いのである。般若心経は。

突如として見つかった解決策

布団

結局、痒くなっては掻きむしり、再び薬を塗り、次の発作を待つ・・・

事態は一進一退ではあるが、牛歩戦術の様に、薬の効能なのか少しづつ症状は改善して行っている様にも思えた。

しかし、それでも発作時の掻きむしり具合によっては、明らかに悪化もするジレンマな日々。

そんな中、痒みの発作が起きる条件を、突然発見した。

それは、睡眠時間である。

夜更かしをした日は痒みの発作が多い、という法則に気付いた時、もしかしたらと思い、無理矢理に睡眠時間を多く取ってみる事を試みた。ちなみに当時の私の平均睡眠時間は5時間程だったが、それを8時間に増やしたんである。

意識的に睡眠時間を長くしたので、プラシーボ効果の疑いもあるが、結果として私の場合、痒みの発作が起きる回数を劇的に減らす事に成功した。

因果関係は解りませんが、とにかく8時間寝れば、痒みに襲われる狂おしい時間は減ったのである。

それ以降は、きちんと薬を塗って、発作がおきれば治まるまで掻きむしり、あとは薬がきくのを待つ日々。

薬の効能で症状は治まり、間違っても目覚めたらグローブ、というような悲劇は起こることがなくなった。

実際はこの後、ステロイドの副作用に悩まされる事になるのですが、少なくともアトピー改善の大きな大一歩を踏む事となったのでした。

勿論、人によって症状も改善策も千差万別なのかもしれませんが、手指のアトピー、炎症や水泡に悩まされている人は、一度、睡眠時間を多く取ってみるという事をオススメします。

熱いお湯をあてて痛みを忘れるという消極的な方法よりも

「よく寝る」

これを一度、試して見て下さい。

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