アトピーの浸出液、出るものは自然に任せて出し切るのです

アトピーと浸出液
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夏は汗や紫外線の影響でアトピーが悪化しやすくなる季節。汗をかいたあとの皮膚はかゆみがますます強くなり、我慢できずに無意識に体を掻きむしって肌がジュクジュクし浸出液が出てしまったりしていませんか?私の次男がアトピー持ちなので、浸出液にはだいぶ悩まされています。浸出液が出た場合どう対処したらいいの?という疑問について少しご紹介します。

そもそも浸出液っていったい何?

浸出液とはアトピーの傷口から湧き上がるジュクジュクとした汁のことをいいます。

アトピーで皮膚に炎症が起こっていると皮膚の奥深くにある毛細血管が膨れ上がり、血管の壁から血液成分が漏れやすい状態になっていて血管から漏れ出したものが浸出液でリンパ液とも呼ばれます。

漏れ出した血液成分によってこの浸出液が無色透明であったり、黄色がかった汁だったり色の変化があります。浸出液が出てさらに黄色がかっていれば「化膿しはじめた!!」と驚いてしまうかもしれませんが、ひどい炎症を起こしている肌から浸出液が出ることは体の正常な反応なので心配はいりません。

浸出液の対処方法

アトピーによる浸出液の対処方法は、基本的には触れずに清潔な状態でそのままにしておくことです。人の体の治癒能力で炎症が治まれば浸出液も自然と止まります。

だから無理やり止める必要はなく、出るものは出すというスタンスで出続ける浸出液はそのまま出し切ってしまってください。出し切るといっても患部をおさえてギューっと絞り出すことではないのでご注意を!!

どんどん湧き出てくる浸出液はとても不快だと思いますがここは少しの我慢で耐えてください。けがをして擦りむいてしまったときに傷口から透明の浸出液がジワーっと滲み出る経験ありますよね?この汁もアトピーの浸出液と同じで傷を治す上で重要な役割があります。

汁の中には止血のための血小板、細菌を攻撃する白血球、皮膚や血管を治す細胞が含まれており、傷があるとそこから外へにじみ出るまさに皮膚を再生する特殊部隊なのです。

ちょっと汁のことをカッコよく言い過ぎましが…(笑)この優秀な汁がアトピーの傷口を覆うことによって細菌感染を防いで化膿しにくくしてくれるのです。でもそんな優秀な浸出液ですが服についたり枕についたりと少しやっかいです。

浸出液が出ている肌には多くの黄色ブドウ球菌が存在する

健康な肌はバリア機能で細菌から肌を守ることができます。ですがアトピーの肌はバリア機能が衰えてしまっているので細菌感染を起こしやすいうえに、細菌が繁殖しやすくアトピーの人の皮膚には黄色ブドウ球菌という細菌が健康な肌の人よりも多く存在しています。

特に浸出液があふれ出ている肌には多くみられ、健康な肌の人に比べ100倍~1万倍以上見つかることも珍しくないそうです。黄色ブドウ球菌が多く存在することはアトピーの重症化になる要因のひとつで皮膚のバリアを崩壊し、痒みや炎症を増加させ皮膚再生の邪魔をします。

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黄色ブドウ球菌がこれ以上繁殖するのを防ぐためには肌を清潔に保ってください。患部はグジュグジュとしていて痒みや痛みがあり正直あまり触れたくないと思いますが清潔な状態を保つためにも優しく石鹸で洗い肌の汚れや細菌、老廃物を洗い流すことが大切です。

浸出液が生活に支障をきたすときは

顔からジュワーっとあふれ出る浸出液の場合は髪の毛や布団に付着しカピカピに固まります。髪につけば固まって髪が絡まり、服についてもシミになり手洗いしなければなかなか落ちません。

そして生臭い臭いまで放ちます。服についた浸出液は不衛生であり見た目も悪く生活に支障をきたしてしまうので仕事をされている場合はこの状態での出社は大変だと思います。こんなときに少しでも浸出液を止めたいのであれば「亜鉛華軟膏」という軟膏が効果的です。

亜鉛華軟膏は古くから使用されているお薬で副作用もなく安全性の高さから赤ちゃんからお年寄りまで幅広く使われています。白い粘土のような軟膏で主成分となっている酸化亜鉛は患部を乾燥させる働きがあります。炎症を和らげて皮膚の浸出液を吸収し乾燥させてジュクジュクを防いでくれる効果があります。

息子がまだ赤ちゃんのころオムツかぶれにもこの軟膏が処方され、塗ると一晩でジュクジュクが乾燥しているほどの威力がある軟膏ですが、あくまでも補助的に使われるだけであってステロイドのような効果はなくアトピーの根本的な治療になるわけでもありません。

それに皮膚を覆って乾燥させてしまうので、本来であれば出し切ることが良い浸出液に使うと逆にアトピーの治療を遅らせてしまうこともあるので時と場合に応じて利用するのが良いと思います。必ず病院で処方が可能なのか確認し正しい使い方を指導してもらってから使うようにしましょう。

まとめ

  1. 浸出液とは血管の壁から漏れ出した血液成分で、傷口からあふれ出る体の正常な反応
  2. あふれ出る浸出液は出るものは出すという気持ちで、炎症が治まり自然と止まる時を待ちましょう
  3. アトピー肌には黄色ブドウ球菌という細菌が多くみられ肌を洗い清潔に保って菌の増殖を防ぐ
  4. 浸出液の応急処置には患部を乾燥させる作用のある「亜鉛華軟膏」が効果的

浸出液が出る肌は外出するのも嫌になったり、耐えられない強いかゆみが精神的に大きなストレスとなります。特に働いている方がアトピーと付き合っていくのは本当に大変なことだと思います。アトピーは短期間で劇的に良くなるものではなく時間のかかる皮膚疾患。

仕事のストレスもアトピーには悪影響となり精神状態が良くないとアトピーの痒みが増すことだってあります。だからアトピーと上手に付き合っていくためにもアトピーにしばられ仕事とアトピーだけの生活にならず、すべてを忘れることのできる時間、趣味を持つことは大事です。

自分がアトピーだと忘れることができる時間はアトピーにとってよい治療となっていることを忘れないでくださいね。

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