アテロームとは?知っておきたい原因・症状・治療又は対策まとめ

粉瘤
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皮膚に湿疹やできものができたとき、かゆみや痛みなどの症状がなければ、放置している人がほとんどではないでしょうか?

例えば、顔、首、背中、耳の後ろなどに、ポコッとした半球状のふくらみができることがあります。

「ん、なんだろう…」日に日に大きくなってきたり、腫れてきたりすると、やはり心配ですね。

このようなふくらみのことを、アテローム (粉瘤・ふんりゅう) といいます。皮膚科で治療する必要があります。ここでは、アテロームの原因・症状・治療又は対策についてご紹介していきます。

アテロームとは

アテローム (粉瘤・ふんりゅう) とは、顔、首、背中、耳の後ろなどにできる、ポコッとした半球状のふくらみのことです。中央に黒点状の開口部があるのが特徴です。アテロームは良性腫瘍の一種です。なぜ半球状のふくらみができるかというと、皮膚の下に袋状の構造物 (嚢腫) ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの角質と皮脂が袋の中にたまってしまったからです。

たまった角質と皮脂は、袋の外に出られず、どんどんたまっていきます。アテロームは放置すると、どんどん大きくなるので、適切な時期に皮膚科で治療する必要があります。

 アテロームの原因と症状

アテローム (粉瘤・ふんりゅう) ができる原因は、実はよくわかっていません。怪我や手術の後になる場合もあるようです。

アテロームができてすぐのときは、症状はほとんどありません。年月がたつと、赤く腫れたりかゆくなったり痛くなったりといった症状が出ることもあるようです。

ほとんどの人は症状が出てはじめて皮膚科に行くのだろうと思います。アテロームに関しては、それでも治療は十分間に合いますので、大丈夫でしょう。

ただし腫れがひどい場合は治療に手間がかかるので、すぐに皮膚科に行くことをお勧めします。

耳の後ろにできたアテロームは皮膚科?耳鼻科?

アテローム (粉瘤・ふんりゅう) らしきものができた場合は、まず皮膚科にかかれば間違いないはずです。ただし、半球状のふくらみが耳の周辺にできた場合は「皮膚科?耳鼻科?」と迷うこともありますよね。

耳の周辺に半球状のふくらみができていて、それと同時に38℃以上の熱が出ている場合は、耳付近のリンパ管が腫れている可能性があります。その場合は耳鼻科に行きましょう。

熱がない場合は、とりあえず皮膚科に行って診察してもらうのが良いでしょう。

自宅でできるアテローム対策1・アロマオイルは効果あり?

「なんとか皮膚科に行かず、アテロームを小さくできないだろうか?」

アテロームの中央にある開口部に、殺菌効果のあるアロマオイルを数滴たらし、その殺菌効果でアテロームを治療する、という民間療法があるようです。

まず、参考のために、アロマオイルを使った治療法をご紹介します。

ティーツリー100%オイルを用意します。ティーツリーオイルには、強い殺菌作用があり、消毒・カンジダ・白癬に効果があると言われています。ティーツリーオイルを清潔な指に3滴ほどたらし、直接アテロームの開口部に軽く押し当てます。

…さて、これでアテロームが小さくなるかどうかですが。結論から言うと、効果がない場合の方が多いようです。

アテロームの根本的な原因が細菌感染ではない、というのがその理由です。

アテロームの正体は、皮膚の下にできた袋状の構造物の中に、老廃物がたまったもの。皮膚の下の袋を取り除いてあげないと、アテロームが治ることはないのです。やはり皮膚科での治療が必要だということになりますね。

自宅でできるアテローム対策2・食事療法

食事の内容を変えたからといってアテロームが治るわけではありません。しかし、再発を防ぐために皮膚に悪い食品を避けて、極力自炊するようにすることは、体にとっても良いことですし、お勧めです。

一般的に、脂っこいもの (脂質) や肉類を摂取しすぎると、体が酸性になり、おできやアテロームができやすくなると言われています。日頃から、肉の1.5倍量の野菜を摂取するように心がけると、栄養バランスが整いやすくなります。

また、メニューを和食中心にすると、脂質を抑えることができます。外食はどうしても洋食・中華が中心になってきますので、自炊するときは和食を作るよう心がけると良いでしょう。

アテロームに効く特定の食品としては「葛」がお勧めです。葛には体内の毒を消す効果があるとされています。アテロームが治るかどうかは不明ですが、おできなどには効果があると言われています。葛100%の吉野葛で作った葛湯を飲むことをお勧めします。

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葛湯を作るのが面倒ならば、葛きりや葛餅などのお菓子を食べても良いと思いますよ。

皮膚科に行くタイミング

皮膚科医と患者

 

アテローム (粉瘤・ふんりゅう) が気になって皮膚科に行くときは、タイミングも重要です。アテロームと診断された場合、その場で簡単な手術を行うケースが多いもの。手術となると、手術後の通院スケジュールも確保しなければなりません。

一般的には、手術翌日に消毒のため通院、手術1週間後に抜糸のために通院、となります。土日休みの会社員の場合は、金曜日に時間を作って皮膚科に行くと、仕事に支障が出ないように思います。

旅行、水泳、部活の試合などの予定がある場合は、予定の日よりかなり早めに皮膚科に行くことをお勧めします。

手術後しばらくは、手術箇所が化膿する可能性があるため、予定通りに行動できないことがあるというのがその理由です。

アテロームを治療するための対策1・手術 (切除術)

炎症を起こしていないアテローム (粉瘤・ふんりゅう) の場合は、手術によって、たまった内容物を袋ごと取り除きます。これを切除術 (小切開摘出術) といいます。

アテロームの中心にある穴から、皮膚を紡錘形 (レモン状) に小さく切開し、嚢腫 (袋状の内容物) を袋ごと引っ張り出し、最後に皮膚を縫合します。

局所麻酔による日帰り手術となります。手術時間は約15分。手術の1週間後に抜糸します。手術は一般的な皮膚科で実施可能です。

アテロームを治療するための対策2・手術 (くり抜き法)

炎症を起こしていないアテローム (粉瘤・ふんりゅう) の場合、切除術でアテロームの内容物を取り除くのが一般的ですが、アテロームの大きさが小さい場合は、もう少し簡単な手術が行われることがあります。

これをくり抜き法 (ヘソ抜き法) といいます。特殊なパンチでアテロームに穴を開け、嚢腫の内容物を抜き出し、最後に袋を除去します。穴は縫合する場合と、縫合しない場合とがあります。

縫合しない場合は「ガーゼやテープで保護して終了」のケースと、「湿潤療法(専用の絆創膏で閉塞し、体液によって自然治癒力を高める方法)を行う」ケースがあります。

穴を縫合しない場合は、傷がふさがるまでに2~3週間かかります。こちらも局所麻酔による日帰り手術となります。手術は一般的な皮膚科で実施可能です。

アテロームを治療するための対策3・切開排膿処置

炎症を起こしたアテローム (粉瘤・ふんりゅう) の場合は、すぐに手術をすることができません。そこで、膿がたまっている部分に局所麻酔をし、皮膚を切開し、中の膿を出す「切開排膿処置」を行います。この処置の後に、傷の中に細く切ったガーゼを入れます。

これは1日に1度交換する必要があります。「切開排膿処置」により痛みが軽減され、アテロームが破裂する心配もなくなります。このままではアテロームの袋が皮膚の下に残ったままなので、その袋を取り出す摘出手術を数ヶ月後に行います。この処置は一般的な皮膚科で実施可能です。

アテローム手術後の処置・対策

手術後、手術した箇所は、止血材、ガーゼ、テープなどで保護します。手術当日は、風呂・シャワーは禁止です。病院からは飲み薬として、抗生物質と痛み止めが処方されます。

化膿防止のため、抗生物質は服用した方が良いでしょう。痛み止めは痛いときのみ服用します。

手術後2~3日の処置は病院によって異なります。消毒のため毎日通院しなければならないケースもあります。その場合、自分では手術箇所に触れない方が良いでしょう。

手術翌日から自分で消毒して良いケースもあります。その場合、シャワー後に、医師に指示された通り消毒を行います。手術後1週間は、シャワーは可、湯船への入浴は不可です。

手術の1週間後に抜糸です。抜糸後は、普段通りの生活をすることができます。

まとめ

ある日突然できてしまった、ポコッとした半球状のふくらみ、アテローム。腫れてきたり痛くなってくると、やはり心配ですね。旅行や楽しいイベントが控えているなら、なおさらその前に治しておきたいもの。

皮膚科で簡単な手術を受け切開するのが、有効な治療法ですよ。悪化する前に、まずは皮膚科に行ってみることをお勧めし

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